蛟龍 ページ26
『折角外に出たのに
アンタみたいのしかいないのね』
呪【ブッ、コロ、ス】
『…やってみなよやれるものなら』
水の攻撃をヒラリと躱し
トントンっと水の上に乗り
飛び蹴りをお見舞いした
呪【グッハッ】
『クスッ』
もう一発…と思った矢先
どくんっと脈打つ
少し顔をしかめて
『あーやっぱり限界?』
と頭を抑えて問いかけた
『『ごめんねそろそろ…
ありがとう』』
『…どんなときでも礼を言うところ
変わってないわね』
『『?』』
『…目には目を歯には歯を…よ
水に勝つには水を呼びなさい』
カクンっと意識がなくなる
白い髪は黒へと染まる
呪【……?】
桜夜の一撃で立てなくなった
2級呪霊
『……うん分かった』
夏休み
「…ッA!!」
【お姫様ーー!】
『二人とも!』
「わりぃ学校の呪霊祓ってたら
遅れた大丈夫か?」
『ヘーキヘーキ!
…それよりこの子私が祓っていいかな?』
「別にいいけど祓えんの？」
そうAの術式は
六眼で見ても霞がかって見えないのだ
故に使えるのかでさえ判らない
『ん〜、でもさ呪いは呪いでしか祓えない
でも妖にも呪力はあるし
それなら力を借りたら出来そうなんだよね』
今調子いいしと笑って言う
「じゃあ俺はここで見とく
…がんばれよ」
『…うん!』
どのがんばれよより力が漲った気がした
すぅと息を吐き
『蛟龍』
どどどどどっ
滝から巨大な龍が姿を現した
「!!」
(凄まじい呪力量…)
蛟【久しいな姫よ】
『急に呼び出してごめんね
力を貸してほしいの』
蛟【お安い御用】
と言って龍は勢いよく呪霊に飛びつき
飲み込んだ
『すごーい!いいこいいこ!』
蛟【この歳でそれは照れますな】
よしよしすると顔を赤らめた
(いったいいくつだよ)
お疲れさまありがとうというと
龍は消えていく
「急に狐が来てプールサイドで
水が吹き出てるわで
びっくりだわ」
『ぅ、ごめんなさい』
「帰ったら説教な」
大塚さんと藤沢くんを家まで送り
Aは悟からみっちり説教された
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くるみるく(プロフ) - プスメラさん» 初コメありがとうございます!オチはもちろん五条悟オチです! (2021年3月8日 22時) (
レス) id: cd484d4eee (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - くるみるくさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月8日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみるく | 作成日時：2021年3月7日 22時
