最強呪術師に恋されました

小狐 ページ17

週1悟の屋敷で特訓する
それ以外は部屋に閉じ込められる
いつもならじっとしているか
本を読んでいたが
悟と出会って少しずつAも変わっていった
否変わろうとしていた

『あっまた失敗』
狐火でくるくると指でいじる
矢の形に変えたり
複数出したり
ハート型にしたり(?)
と色々試していたのだ

『良し!もう一回』
(明日は悟と特訓の日だし
びっくりさせたいんだよね)

『あっ』
失敗

(うーん)




「A様お菓子食べますか?」

『わぁありがとうございます!』

「俺のは?」

「可愛い子限定です」

「んだと」

『悟これあげる』

「ん」

「A様が天使すぎてツライ」

「うっざ」

『あ、そうだ悟』

「ん？」

『昨日狐火で色々作ってたんだけど』

「お前器用だよな」

『そうかな?
それでね、こんなの出来上がりました』

【コン!】

「小狐!?」

「式神…ではないですよねこの子」
逆滝もツンツンと小狐をつつく

「お前ってホント俺の想像軽々
超えていくよな」

『この子ね喋れるんだけど』

「喋れんの!?」

【余裕で喋れるでしゅ！
お姫様(おひいさま)
この者共は新しい配下でしゅか?】

『違うよ笑』

「なんて言ってんの?
コンコン言ってるだけなんだけど」

『じゃあ聞こえるの私だけなんだ』
(いや聞こえなくて良かった)

「ま、いいじゃねーの
家で一人じゃなくなるし」

『うん!』

「何かあったらこいつに
連絡すればいいじゃね?」

【ふざけんなクソガキ
誰がお前なんかと】

『ソ、ソウダネ
何かあったらね』

つくづく声が聞こえなくて良かったと
思うAだった

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