最強呪術師に恋されました

特訓 ページ13

名前を呼ばれた方に振り向くと
悟が少し息を切らして立っていた

『あ、悟お邪魔してます』
「おー、行くぞ」
と言って手を引っ張られた

連れてこられたのは
『道場…？』
「そ、いつもここで術式の特訓とか
あと組手とかさせられてる」
『へぇ』

「お前の能力ってどんなの？
術式とは違うのか？」

『私の能力は妖に関係してるの』

「あやかし?」

『私のご先祖様に妖と契った人がいて
あ、契るっているのは契約のことだよ
妖の能力を分けてもらってその力を
使えるようになるの』

「ふーん」

『私が知ってる限りでは6人?の妖と
契ったらしいの
でも記憶が曖昧で記録も残ってなくて
13歳に近づくにつれて思い出すんだけど
今は2つしか使えないの』

「なんか使ってみてよ」

『今?』

「今」

『分かった』

"狐火"
ボッと小さな火が手の上にのる

「へー熱くねぇの?」

『うん
攻撃しようと思わないと効かないよ』

「じゃあその能力使っていいから
俺と模擬戦な」

『へ!?』

「特訓するって言ったろ?
強くならないと守れないけどいいの?」

『…っお願いします!』

「上等」

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