踏み出す一歩 ページ4
サイン会が始まってジェジュンが居るであろう部屋に通された途端にその場の雰囲気が変わるのが分かった
彼がつけている香水なのか部屋中がいい香りで溢れている
〈えぇー何このいい匂い！ジェジュンの香水かな！！〉
近くの女性達からそんな声が聞こえて、きっとその場にいた人たちは皆鼻をクンクンしていたに違いない
部屋の一角が即席のホワイトボードで仕切られていて、そこからファンの人と会話をするジェジュンの声が聞こえる
一人数十秒しかないようだけれど私にとっては十分すぎるくらいだった。
ボードの向こう側から聞こえる心地のいい声に耳を澄ます
低くも、高くもない、彼だけの声だ
あぁ、好きだなー…この声
なんだかしみじみとしてしまう。
おばちゃん「なんか私、今すごく幸せだわぁ〜！緊張するわねぇ」
私の後に並んでいたおばちゃんに声を掛けられた
A「はい。私も幸せです。でも緊張しすぎて声が出なそうです…」
おばちゃん「ほんとにね〜！でも若いし可愛いんだから自信もっていきなさい！！」
A「あはっ 頑張ります(笑)」
おばちゃん「もうこんなこと二度とないと思うから冥土の土産だと思ってしっかり目に焼き付けましょうね！！笑」
A「はい！焼き付けておきます！笑」
面白いおばちゃんのおかげて少し緊張がほぐれたみたい
JYJのファンって私より年上の人が多いから、こういう時の大人の余裕は本当にありがたい
あっ
シギシギ…本物だ…
シギシギは彼らのボディーガード。この寡黙さでジェジュン達より年下だということはファンの中でも有名な話だ
今では彼らにマイクを取り付ける為にステージに上がったシギシギに歓声が起きるくらいだ
それもそのはずボディーガードにしては顔が整いすぎている
俳優だと言われても誰も疑わないと思う。
A「あっ…」
私が見すぎていたのか、シギシギと目が合ってつい声が出てしまった
いけないいけない…見すぎて威圧感を出してしまっただろうか？
そんなことを考えながらも列はどんどん進んでいく
そしてついに次は私の番。
スタッフ「どうぞ」
A「あっ、はい。」
私は一呼吸おいてボードの向こう側に一歩踏み出した。
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くるみ(プロフ) - haruさん» ありがとうございます(;-;) しばらく更新できていなかったのですが、徐々に更新していきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年7月25日 21時) (
レス) id: 30844e93c8 (このIDを非表示/違反報告)
haru - はじめまして。ジェジュンがイメージ通りで楽しく読めました(^-^)続き楽しみに次章いきます(^-^) (2018年7月16日 19時) (レス) id: eb7bf17f94 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ヒマリンさん» はじめまして！嬉しいお言葉いただきましてありがとうございます^^亀更新ではありますが、引き続き暖かい目で2人を見守ってくださいませ(*'ω') (2018年3月18日 19時) (レス) id: 30844e93c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマリン(プロフ) - いろいろ読んでますが、うん！面白いです！これからの二人どうなるのかな？イナさんの存在も気になります！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: e4bf200def (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - yuuka*さん» はじめまして！素敵なコメントありがとうございます…なんだか嬉しすぎて泣きそうです(笑)やる気が湧いてきました！yuukaさんの為ならエンヤコラー！と、まぁこんな単純な作者ですが引き続きよろしくお願い致します(:D)┓ (2018年1月15日 18時) (レス) id: 30844e93c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ | 作成日時：2017年12月29日 22時
