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怪しい誰かさんbyくるみ ページ10

大久保「申し訳ございません。今の状況を調査して参りますのでお時間頂けないでしょうか?」
客「もう、いいわよ。ふんっ、次にこんなことがあったらネットの口コミで低評価書いときますからね。」

それからお客様には必死に謝り服を着てもらい部屋で待機してもらった。

そのあとー。
大久保「おかしいわね。ちょっとフロント係に電話してみるわ。」
大久保さんは旅館の業務用携帯=ピッチで電話していた。

大「今、フロント係さん達が防犯カメラを調べてくれるって。」

うちの旅館で防犯カメラがあるのはフロント係とキッチンだけ。

キッチンは冷蔵庫の食材が盗まれないように設置したとか。


一方フロント係ではー。

出川「ヤバイよ、ヤバイよ!ヤバイんだって。おい、お前らちゃんと防犯カメラを見とけよ。怪しい人いたか?」
都築「うーん。今の所いないですね。」
石橋「ここ1週間の様子を見てたけど特に怪しい人は・・・ん?サングラスにマスクした人がいますけど!?芸能人??」
後藤「確か外国人のバンドマンの人たち来てたけどそれにしてもカメラの人1人だしなぁ。違うかもよ?」
出川「こいつが怪しいぞ!調べてみよう。もっとズームアップして・・・見るからに男だな。都築、お前が通した時この人なんか言ってたか?」
都築「静かなとこで執筆したいからとか言ってましたけど。」

出川「とりあえず大久保さんに電話するから。・・・もしもし?」

浴室では宮下さんと草薙さんが浴室を調べていた。

シャンプー&リンスボトルやボディーソープのボトルが全部倒れてるし、洗面器がひっくり返ってるし。

でも宮下さんは綺麗に掃除したとか言ってたしな。


フロントを通った怪しい人?気になるなぁ。


そして夕食の時間ー。

私はエレベーターに乗ってカートの食事を運んでいた。

カートからお盆を取り出して襖を開ける。

ススッー。

A「失礼致します。お食事の用意ができました。テーブルに運ばせて頂きます。」

客「やっと書けたぁ!」

ん?テーブルの奥の椅子のとこにサングラスかけてある・・・。もしかして?

A「終わって何よりですね。書き物って大変ですよね。」

客「ここの旅館は静かだからサスペンス書くのに丁度よかったです。」
A「作家さんなんですか?」
客「まぁね、まだ売り出したばかりですけどね。山村美紗先生に憧れてそっちの作家になろうかなって?」
A「凄いですね。失礼致しました。」

私は部屋を退室して思う。この人もしや?

んーと、えーっと、誰だっけ?←( ゚Д゚) by雪→←おかしな出来事!?by雪



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設定タグ:二次創作 , 恋愛 , 仕事   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:くるみかん | 作者ホームページ:http://fbeba8bbe8  
作成日時:2020年7月29日 19時

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