女将の恋乱争 (ページ6)

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なるほどねbyくるみページ6

森泉side
私の名前は森泉！旅館でインテリアコーディネーターの仕事をしているの。

この日の仕事終わりに新人ちゃんを発見！！でもなんか顔が暗くない？って思って声かけたんだ。

森「やっほー！新人ちゃん。暗い顔しないのぉー。仕事終わったんだからさ。」
A「はぁー。」
森「この後空いてる？」
A「あっ、はい空いてますけど。」
森「よかったらうちに寄って来なよ。夕飯ご馳走するからさ。」
A「ありがとうございます。いいんですか？」
森「いいよ。遠慮しないで。それにもう夜の9時だから泊まってけば？同じ旅館勤務だし私も明日早いからさ。」
A「ありがとうございます。」

ということで新人ちゃんをうちに連れて来ちゃった。

森「今から料理作るからそこで待っててね。」
A「はい、なんか申し訳ないですね。ん？この写真立てに写ってるもう1人の女性は誰ですか？」
森「あー、それは妹の光だよ。ファッションモデルやっててLAに住んでるんだ。今は仕事柄会ってないけど仲良いよー。連絡は常に取ってるし。」
A「はぁー。いいなぁ。泉さんも光さんもキラキラしてますもんね。家の中もおしゃれだし。」
森「ありがとう！！妹に新人ちゃんのこと紹介しとくね。」

30分後ー。
森「できたから食べよう！」
A「うわぁ、盛り付けもインスタ映えみたいですね。おしゃれー！」
森「そうかな？いつもこんな感じだよ。それではいただきまーす。」
A「いただきまーす。」

新人ちゃんも喜んでくれてよかった。
森「そういや、暗い顔してたみたいだけどなんかあった？」
A「はぁー。先輩の女将とケンカしちゃって。私は普通にお客様の対応してただけなのに私の客取らないでよーとか言われちゃいまして。ファンのバンドがいるって聞かされてたんですけど写真見てないからよくわかんなかったし。イライラするぅ。」
森「仲直りかぁ。じゃあ、サプライズでそのバンドのコンサートのチケット買ってあげるとか？」
A「それは彼女が買うとか言ってたんで。」
森「仲直りが難しいよね。タイミングを見てごめんなさいって謝るしかないのかなぁ？でも仲直りしないと仕事にも影響でるからね。旅館で話さないわけにはいかないし。」

エビのクリームパスタ食べながら新人ちゃんとあれこれ話せて楽しかったな。

夜は泊まってくれたので私の妹の話をたくさんしてあげたんだ。

新人ちゃんが光とも仲良くしてくれたら嬉しいな。
ほいじゃね！