いざ、朝食バイキングへbyくるみ ページ14
朝食バイキングの時がやってきた。
お客様の動きを見ながら不審な人がいないかどうか探る。
その間にお皿やグラスを片付けたりと大忙し。
田辺「あそこの奥のテーブルのをAさん下げといてください。」
A「わかりました。」
えっほえっほ。
私がお皿を片付けているとサングラスをかけた男の人が一人で大きなテーブルに着いていた。
A「あの人もしや?」
私はお皿を片付けた後に大久保さんに知らせた。
大久保「よくマークしてないとね。」
よく見るとその男の人はバイキングでお皿に盛ったものを何かの箱に詰め出した。
ゆめっちが近くのお皿を片付けるふりをして男のテーブルを見た。
ゆ「大変よ!大変ー!!!」
大「どうしましたか?」
ゆ「あの人、バイキングの食事を持ち帰ろうとタッパーに詰めてます。」
大「何ですって?ちょっと言ってやるわ。すみませーん!」
大久保さんが男に注意していた。男は慌てて料理を皿に戻した。そして急いで立ち上がった時にサングラスが床に落ちた。
大「あら?えっえええー?飛鳥さん?あのチャゲ&飛鳥の?」
?「はい?そうですけど。」
A「えっ、だって薬所持で捕まったんじゃぁ?」
飛鳥「もう服役したんで刑務所は出てきました。薬は今はやってません。ミステリー作家に転職することにしたんです。チャゲ&飛鳥の長年のファンもいるかと思いますが音楽ではもうやっていけないので、それとすみませんでした!!」
飛鳥さんが頭を下げた時にお客様が一斉に彼の方を振り向いた。
飛「実は旅館を出て散歩に出掛けた時に捨て猫を見つけてしまって私は食べ物を持ち合わせていなくて旅館の厨房に入って取ってきてしまいました。ごめんなさい!弁償はしますのであの、そのー。」
大「そういうことだったんですか?でもそれにしても一言スタッフに申し出てくださいよぉ。どうしましょう?警察呼んじゃったわよー。」
飛「あっ、すみません。」
大「あら、電話だわ。ちょっと失礼!」
大久保さんはピッチを手にしてレストランを去って行った。
田辺「おおードラゴンボールの主題歌歌った人ですよね?」
飛「そうですね。」
ゆ「捨て猫にエサをあげたんですよね?飛鳥さんって優しいんですね。」
飛「そうですか?」
ゆ「その猫って今はどこにいますか?」
飛「私の部屋ですけどー。」
その後、大久保さんに許してもらい飛鳥さんは釈放されましたとさ。
そして捨て猫3匹を旅館で引き取ることになった。
猫ちゃんは可愛いよね! 癒しだぜ! by雪→←どういうこと?byくるみ
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くるみかん | 作者ホームページ:http://fbeba8bbe8
作成日時:2020年7月29日 19時