夏も営業中 ページ21
みんなが夏休みの真っ只中は
私も厨房でパスタ作りを始めた。最近やっとパスタ作りを覚えてきた。
カラン、カラン。
友近「ベンヴェヌーティー！あら、雑誌社のお二人さんようこそ。」
せいや「また来ちゃいました。」
粗品「月に一度新作の料理が出ると聞いたのですがー？」
友「ああ、期間限定メニューのことですね。8月はアマルフィ産レモンを使ったカタクチイワシのパスタになります。」
せ「アマルフィとはどこですか？」
友「イタリアにある島の名前です。レモンが名産なんですよ。」
せ「なるほど！」
友「こちらのお先にどうぞ。」
みんな「ベンヴェヌーティー！！」
厨房から声をかけながら料理を進めていく。
レモンっていい香りだから好きだな。ふふっ。
石橋「おい、早くしねーとお客様待たせてるぞ。」
A「はい、すみません。」
私は急いでフライパンを動かした。
時々せいやさんと粗品さんが店にやってくる。なんだか嬉しい。雑誌で特集してくれるようになってからお客様も増えた気がする。
よーし！仕事頑張るぞ！！
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘
お店が閉店して帰る頃だった。
A「あっ、いつの間に？」
向かい側のお店がほぼできていた。
A「えっ？ちょっと、何これ？」
山本「お疲れ様です。水沢さんどうしたんですか？おわっ、なんじゃこりゃ！！！」
友「なんなのよー。えっ、嘘！？聞いてないんですけどー。」
なっ、なんと向かい側のお店の看板ができていてイタリアンレストランPonpon kitchenと書かれていた。
友「うわっ、ライバル店になりそう。」
山「マジかよ！？ってかこのこと石橋オーナーは知ってるの？」
私達が驚いているとお店の中から以前に話しかけられたチャラい男性2人が出てきた。
かねち「準備はまずまずだもんね！あとはオーブンまでもうちょい。」
りんたろー「オーブンって焼いてどうすんだべ？オープンな。」
か「そっか。」
2人「あははっ。」
か「あそこの女の子、向こうのお店の子じゃね？」
り「しかもウェイターさん勢揃いで！俺らがここの店仕切るんでしくよろ！！ライバル頑張ろうぜー。」
か「女性客取り込んじゃってポンポンー！」
り「ファイヤーでピザ焼いちゃって！」
か「オーブンでな。そんじゃ。」
A「ライバル店なんて聞いてないんだけど。」
私達は彼らが去るのを見つめていた。
by kurumikan
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作者名：アレグレット・マホーンズ／なるこ x他1人 | 作成日時：2019年9月29日 13時
