披露宴当日〜ドタバタ準備 ページ19
そしてついに披露宴当日になった。
新郎さんと新婦さんが教会で挙式を行なっている間は私達は準備で大忙し。
なんせ30人分を作るんだからせっせとやらなくちゃね。
この日の披露宴の司会はなんと友近さん！入念にリハーサルをこなしてきたと言ってたけどさすがに当日はアタフタ。2階のパーティー会場でホールの中を行ったり来たり。
友近「緊張したらあかんのにぃ。えっと最初のプログラムはー？」
山本さんに付き合ってもらい確認していた。
私は他のシェフ達と厨房で料理の仕込みやらでせかせかと動いてます。
秋山「忙しいくなったぞぉー！あっらぁよっと。」
この日は2階のパーティー会場で披露宴があるためお店は臨時休業。だから1階の客席ががらんとしてます。
石橋「Aシェフ！ブラックペッパー取ってくれ！」
A「わかりました。はいっ。」
石「違う！それはホワイトペッパーだろ？」
A「すみません。これですね。」
石「これであってる。今日は忙しい上に失敗作は許されないからな！30人分の心を掴んでこの店に来たことのない人もいるんだろうから知ってもらう絶好のチャンスだぞ。間違えるなよ！間違えた料理出して、試食会の時と違うとか言われたくないだろ？ちゃんとやれよ。」
石橋さんがコショウを受け取り鍋の中にかけた。
馬場シェフは料理が出来てからケーキを作るとのことで他のシェフの手伝いに回った。
石「料理ができたらケーキ作り始めるが馬場シェフの手伝いできるシェフいませんか？」
A「私やります！」
都築「俺もやります。」
石「それでは2人に手伝い頼みました。というわけで馬場シェフ、2人に指示をお願いします。」
馬場「わかりました。」
料理ができてあとはお鍋やらフライパンやらのものを温め直してお皿に盛り付けるだけとなった。
秋山「ピザは出来立てがいいと思うので料理をお出しする4時間前に窯で焼こうと思います。なんせ30人分ですから。」
石「わかりました。それではケーキ作りに取り掛かってくれ。後藤シェフはお皿洗いを秋山シェフと頼みました。」
後藤&秋山「了解です！」
馬「さてケーキ作るぞ。Aシェフは小麦粉を2袋取ってきてください。都築シェフは冷蔵庫から卵を5パックお願いします。」
それぞれが忙しい準備ももうすぐ終盤を迎える。
私は人手が足りないとかで友近さんからホールスタッフも任されたので披露宴が始まったらそちらに行くことになった。
緊張するけど頑張るぞ！
by kurumikan
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作者名：アレグレット・マホーンズ／なるこ x他1人 | 作成日時：2019年9月29日 13時
