私の想いは確かにここにあるから ページ9
この日は明けだったのでよく寝たなぁ。明日は休みだし何しようかな？と思いながら自室を出てスーパーに買い物に出かけようとした。寮の入り口で石橋医師に呼び止められた。
石橋「やぁ、脇屋敷さん。この間の返事は考えてくれましたか？」
A「えっと・・・。」
ドンッ！！
またもや石橋医師が壁ドンしてきた。なんだか凄く緊張するぅ。
A「あの、考えたんですけどやっぱり私ー。でもこんなこと言っていいのかな？って。本当のこと言っていいんですよね？」
石橋「いいですよ。脇屋敷さんの気持ちが知りたいんです。俺ばっかり一方的に好意を持っていたって成立しませんからね。正直に言ってください。俺のことどう思ってますか？」
A「かっこいいなと、思います。でも確かにこの間は壁ドンされてドキドキはしましたけど、なんかちらつくなって。実は私、気になってる人がいて・・・すみません、ごめんない。石橋医師がガッカリしちゃったらどうしようってずっと考えてました。今、気になってる人に告白したところで返事待ちなんです。上手くいくかわからないですし、これで終わっちゃうかもしれないですけど、私はこの恋に賭けてみようかな？って。もちろん石橋先生もかっこいいですけど、私なんかに勿体ない感じがして。本当にすみません。」
石橋「そうですか。俺はフラれたのかぁ。それはとても残念だな。でも強引にする訳にはいきませんもんね。わかりました！でも俺はフラれても諦めないですよ。だったらそいつから奪いにいきます。今は自信ないんで俺の意思が固まったらで。待っててくださいよ。絶対に振り向かせてみせますから！」
A「えっ？どういうことですか？」
石橋「俺、本気だって言いましたよね？」
私が訳がわからずポカンとしていると二の腕を引っ張られ耳元でー。
石橋「Aさんのこと必ず手に入れてみせますから。」
何、なんなの？ちょっと。
A「あの、そろそろ用事があるので行っていいですか？」
石「どうぞ！それじゃ、心の片隅に俺のこと覚えておいてください。俺は諦めないんで。そいつが誰だか知りませんけどね。」
石橋医師とすれ違いに別れて私は車に乗って走らせた。
なんでこんなにズルいんだろう？チェリーとか言ってたけど絶対に女子の心掴むの上手じゃんか！
でも、私は後藤君に賭けてみることにした。
だって返事待ちの人がいるんだもん。もしかしたら、という淡い期待を胸にスーパーに向かった。
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kurumikan212(プロフ) - 莎李槻さん» おおー！すみません。訂正しようと思ってたんですよ。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
莎李槻(プロフ) - あの……山田さんと洲崎さん反対ですよ……金髪が山田さんで黒髪が洲崎さんですよ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 09881749e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグレット・マホーンズ | 作成日時：2019年6月9日 9時
