たっ、大変だー！ ページ30
翌日に私がナースステーションに行くと稲田先輩が慌てていた。
稲田「たっ、大変だー！」
ゆいP「どうしたのよ？」
稲田「これ見てくださいよ。」
A「お疲れ様です。どうしたんですか？」
稲田「脇屋敷さんって転勤されるんですか？」
みんな「ええ？」
そこにいた藤野先輩と後藤君と稲田先輩が驚いていたし、私も驚きだった。稲田先輩の持っていた紙を見るとライバルの日乃輪病院からの通達があった。
そこに宮本医院長が通りかかったので紙を見せた。
宮本「うーん？なるほどねぇ。」
A「あの、私は転勤するんですか？」
そこにはこんなことが書かれていた。
榛名病院のナースステーション宛この度、手紙を出しましたのは昨日の件のことです。うちの病院に勝手に視察に行った君らのとこのナースがいましてね。こちらの情報を盗み聞きしたので処罰を与えたいと思います。よって脇屋敷Aさんは日乃輪病院に移動となりこちらのナース配属となります。期限は一週間後ですのでご準備の方よろしくお願いします。宮本医院長にもご理解を頂きたい次第にて。それではby日乃輪病院、洲崎より
A「やだ、やだこんなのやだー！私・・・ライバル病院なんかに行きたくないれす。」
後藤「あの、宮本医院長！どうにかできませんか？あと一週間後とか酷すぎる。」
宮本「でもおかしいですね？後藤君も昨日、視察に行ってたんですよね？後藤君だけ見つからなかったと？」
後藤「その時僕はトイレに行っていたのでトイレから出たら丁度脇屋敷さんがライバル医師に見つかってしまっていてカツラが取れてたんですよ。本当にすみません。」
宮本「いや、後藤君が謝るとこじゃないだろ？元はといえば僕が君らに行かせたのがいけなかったんだし、2人とも本当にすまなかった。洲崎医院長にはお返事の手紙出しとくから。脇屋敷さんにそんなことはさせないし、もしそうなるなら僕の方から命令してないとおかしい話ですよね？医院長とは話をつけてくるんで心配しないで仕事に励んでください。」
A「わかりました。」
とんでもないことになっちゃったな。私はライバル病院なんかに行きたくない。後藤君とせっかくカップルになれたのに離れるの嫌だ！！
私はハンカチで涙を拭い仕事に励むことにした。
そんな私の様子を後藤君が寂しげに見つめていた。
こんなに仕事に集中できないなんて→←緊張で汗が止まらないんですけど。
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kurumikan212(プロフ) - 莎李槻さん» おおー！すみません。訂正しようと思ってたんですよ。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
莎李槻(プロフ) - あの……山田さんと洲崎さん反対ですよ……金髪が山田さんで黒髪が洲崎さんですよ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 09881749e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグレット・マホーンズ | 作成日時：2019年6月9日 9時
