星空よりも輝いてる君が好き ページ23
この日の仕事が終わって寮の自室に帰宅した。
A「ただいまぁって誰もいないか。」
そうだよね。だって一人暮らしだもん。
するとすぐにインターホンが鳴った。
ピンポーン♬
A「誰だろう？」
ガチャッとドアを開けると後藤君が立っていた。
後藤「あのさ、見せたいものがあるんだ。今から時間ある？」
A「いいよ。」
後「下の入り口のとこ来て！」
A「今行くね。」
私はドアの鍵を閉めて寮を出た。すると後藤君が私の手を掴んできた。
後藤君に連れられて電灯が灯る道をひたすら走った。
A「みっ、せたいものってぇなに？」
私は息切れしながら走った。
後「これだよ。」
後藤君が立ち止まって上を見るように言った。私は言われた通りに見上げた。
A「あっ、星空だ。綺麗だね。」
後「この星空は中々都会じゃ見れない気がしてね。凄いだろ！」
A「本当だね。あっ、流れ星！？」
後「お願い事しなきゃえっと・・・。」
2人で手を合わせてお願い事をした。
A「ねぇ、何をお願いしたの？」
後「秘密ー！？脇屋敷さんは？」
A「教えなーい。」
後「教えろよー！」
A「だって人に教えたらお願い事叶わなくなっちゃうもん。」
流れ星が去った後、2人で笑い合った。
後「こんなとこに野原じゃん。座ろうぜ。」
A「いいよ。」
2人で野原に座って星空を見上げていた時だった。後藤君が急に真剣な顔をして言った。
後「あのさ、言いたいことがあるんだけど聞いてくれる？」
A「いいよ。」
後「最初に言っておくけど2ヶ月も経って、待たせてごめんね。僕はAが好きだ！！僕の彼女になって欲しい！！」
最初は驚いてしまった。まさか恋の季節が訪れたのが今日だなんて思わなかったから。
いつも名字にさん付けなのに下の名前で呼んでくれたのが嬉しかったから。
後「居酒屋でAが告白してくれた時に返事を待って欲しいって言ったのは自分の気持ちに素直になりたかったからだけど、実は自分の方から告白したかったからだよ。本当に待たせてごめんね！」
A「うん・・・。」
後「えっ？何で泣いてるのぉー？」
A「だって本当は・・・石橋先生から付き合って・・・欲しいって言われて・・・たけどぉ後藤君が待って欲しいってぇ言うからずっーと待ってたよ。」
私は涙が溢れて止まらなかった。そんな私を優しく包み込むように後藤君が抱きしめてくれた。
私は今日という日を忘れない。星空よりも輝いてる君が好きだから。
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kurumikan212(プロフ) - 莎李槻さん» おおー！すみません。訂正しようと思ってたんですよ。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
莎李槻(プロフ) - あの……山田さんと洲崎さん反対ですよ……金髪が山田さんで黒髪が洲崎さんですよ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 09881749e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグレット・マホーンズ | 作成日時：2019年6月9日 9時
