この日も仕事、仕事、仕事！ ページ18
それからの毎日は仕事でいっぱいになった。ナースコールが鳴り、患者様の対応をしたり忙しく働いている。でも後藤君とすれ違っても緊張してしまい中々話しづらい。
軽く挨拶だけになってしまう。
このままじゃいけないけど、どうしよう。凄く気まずい。
ゆいP「最近の後藤君って何か変じゃないですか？」
オカリナ「うん、何か慌ててるっていうか。何だろうね？」
ファイルをひっくり返し、資料がバラバラになってて慌てて拾ったりしてて。
何で？と、私も思ったけど何気なく資料を拾ってあげていると後藤君と手が重なってドギマギしてしまった。
後藤&A「あっ！？」
後「あっ、ありがとう。」
A「ううん。ごめんね。」
って何で私ったら謝ってるの？？
ふと後藤君の顔を見たら頬が少し赤くなっていた。
A「どうしたの？」
後「なっ、何でもないからぁ！もういいって。」
A「ああ、そう。」
明らかに恥じらいを隠してるように見えた。なんかかわいいー！
ゆ「脇屋敷さんならわかるけどあの真面目に仕事してる後藤君が失敗ねぇ。何かあったんじゃない？」
オ「さぁね。何だろうねぇ？」
首をかしげる藤野先輩と何か思い当たる節を見つけて頷く稲尾婦長。
そんなナースステーションの様子を見ていた人がいた。
洲崎「なるほどねぇ。こりゃ山田医院長に報告しなきゃ。」
★★★
この日の仕事の休憩時間にに藤野先輩に注射の練習をお願いしてもらった。
後藤君が患者様の役をやってくれて一発で成功することができた。
ゆ「おめでとう！あとは婦長に注射打ってもらうわよ。あの、稲尾婦長ー！？」
藤野先輩が稲尾婦長に説明していた。
オカリナ「それでは脇屋敷さん、注射をお願いしますよ。」
A「よろしくお願いします。」
私は緊張しながら一連の動作を行なった。
婦長の腕の血管の位置を確認して
練習の器具ではなく最終試験なのでみんなが見ているお馴染みの注射針を使った。
ゆ「脇屋敷さん、注射針は一回きりの使い捨てだからね。」
A「わかりました。それでは打ちますね。」
慎重に注射を打っていき、注射を抜いて当てたガーゼを取りテープで固定した。
ゆ「やったじゃん！合格だよ。」
オ「おめでとう！」
A「えっ？注射試験合格？やったぁー！」
ゆ「次から患者様に実際に注射打ってもらうわよ。」
A「わかりました。よっしゃー！」
注射試験に一発合格なんて夢みたいだったな。
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kurumikan212(プロフ) - 莎李槻さん» おおー！すみません。訂正しようと思ってたんですよ。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
莎李槻(プロフ) - あの……山田さんと洲崎さん反対ですよ……金髪が山田さんで黒髪が洲崎さんですよ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 09881749e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグレット・マホーンズ | 作成日時：2019年6月9日 9時
