えっ、何なの？ ページ12
洲崎「ふんっ、何だよ。こんな中堅病院のくせに！」
洲崎医院長は山田医師の耳を引っ張るのをやめて唾を吐くように宮本医院長に聞こえるように言った。
宮本「うちの病院に口出さないで欲しいね！部外者は引っ込みたまえ！」
なんか医院長同士でいがみ合っている。
私と藤野先輩は医院長を交互に見ていた。
山田「そんなヘイヘイなんちゃらを押し付けられてスタッフも可哀想に！」
A「さっきから何なのよー！」
ゆいP「ちょっと脇屋敷さん。うちらがでしゃば・・・。」
洲「ほぉーそこの女は誰だ？」
ギクッ。ライバル医院長に目をつけられちゃったぁー！
宮「おや、脇屋敷さんと藤野さん？どうされたんですか？」
ゆ「あっ、私達は仕事終わりなんです。うっかり見てしまってすみません。もう、帰ろうかな。あははっ。」
A「あのさぁ。」
ゆ「脇屋敷さん行くわよ！」
藤野先輩に腕を引っ張られて帰ろうとした時だった。
洲「うっ、急に胸が・・・。」
山「洲崎医院長、どうされましたか？」
宮「おい、どうした？」
洲「なっ、何でもねぇよ。ちょっと胸が痛いだけだ。山田、行くぞ！」
山「医院長の仇はいつか必ずや！覚えてろよ。」
ライバル医院長と研修医は宮本医院長を睨みつけながら病院を去って行った。
ゆ「何だったの一体？」
A「あの、宮本医院長。今の人達って？」
宮「お客様、驚かせて申し訳ございませんでした。あっ、脇屋敷さん。実はラップをかましてた奴がうちのライバル病院の医院長しててね。もう1人は研修医らしいんだけどね。脇屋敷さんも藤野さんも、川島さんも驚かせてすまない。それじゃ！」
宮本医院長は深々と頭を下げて仕事に戻って行った。
ゆ「うちらも帰ろっか。」
A「はい！」
私達は何事もなかったかのように静まり返ったロビーを背に帰宅した。
★★★
洲「たっく、何なんだ？あの女は？」
山「脇屋敷さんとか言ってましたよね。しかし俺は見たことないですね。洲崎医院長は見たことあるんですか？」
洲「いや、初めて見たな。それにしても何で急に胸が痛くなったのか不思議だ。胸が締め付けられるような思いは初めてだ。この胸騒ぎは何なんだ一体？それにしても脇屋敷さんが気になって仕方のないのだが。くそー！ライバル病院の奴を気にするとは俺としたことが。」
山「今度、俺が視察して脇屋敷さんを観察してきましょうか？」
洲「よろしく頼む。シフトは組んでおくので休みの日に行ってきてくれ。」
山「了解しました。」
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kurumikan212(プロフ) - 莎李槻さん» おおー！すみません。訂正しようと思ってたんですよ。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
莎李槻(プロフ) - あの……山田さんと洲崎さん反対ですよ……金髪が山田さんで黒髪が洲崎さんですよ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 09881749e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグレット・マホーンズ | 作成日時：2019年6月9日 9時
