女芸人の日常4 (ページ28)

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5.平安時代ページ28

ここは平安時代ー。
アレック「さて、平安時代に着いたぞ。」
ゾフィー「恋人達が和歌を詠み合ってたのよねー。素敵ー！」
ア「そうやな。おっ、紫式部が何か書いてるぞ？」
ゾ「源氏物語かしら？それとも紫式部日記？こんな所で間近に見れるなんてタイムスリップって凄いわね。」
ア「平安時代とは一言で言うと何やろう？平和かな？」
ゾ「いや、ざっくりし過ぎだから！」
ア「平安時代でもチーズが食べられていたらしいぞ。」
ゾ「そうなの？知らなかったわ。それにしても着ているものが重そうね。あれは何て言うの？」
ア「あれはえっとー。」
ゾ「知らないなら知らないって言ってくれる？いちいちスマホで調べないで！」
ア「十二単やって。12枚もよく重なっとるわ。重くて肩が凝りそうやな。」
ゾ「そうよね。私なら疲れちゃうな。お風呂入るときはいちいちあれを全部脱ぐんでしょう？それに髪の毛も長いから洗って乾かすのが大変そう。昔はドライヤーがないから自然乾燥かしらね？」
ア「せやね。平安時代では美しく長い黒髪が美人の象徴やって。いいなぁ。僕も今度ー。」
ゾ「誤解を招くからやめたほうがいいわよ。それにアレックは男性でしょ？せめて私がやらないと変よ！」
ア「そっか。あははっ。」
ゾ「そういえば日本ではひな祭りという行事でお雛様という人形を飾るって聞いたけどいつ頃から始まったのかしら？」
ア「元は平安時代からと言われてるんやけど残ってる人形は江戸時代からしかないんやって。ちなみにお雛様は18歳やって。」
ゾ「ええ？18歳で結婚したんだ？早すぎる。しかも昔だからお見合い結婚よね？私なら考えられないわ。」
ア「せやね。18歳と言ったら大学生の歳やからね。」
ゾ「そうね。でも平安時代に大学とかないから。あれ？あそこにおじいさんだ。おじいさんが手に持ってるのは？かぐや姫だぁああ！？」
ア「いや、おやゆび姫かもよ？」
ゾ「どう見てもかぐや姫でしょ！西洋のおとぎ話持ち込まない！」
ア「それにしてもかぐや姫って世界最大のSF映画って言われてるからね。」
ゾ「それを言うなら世界最古のSF物語ね！この時代に映画とかないから。」
ア「おっと時間内に急がないと大変なことになるぞ！」
ゾ「どんな風に大変になるの？ー
ア「アマゾン川からAmazonのお届けものが届くんやで。」
ゾ「どんなシチュエーションよ？」