女芸人の日常【ワタナベ芸人】 (ページ9)

今日:31 hit、昨日:11 hit、合計:32,774 hit

ホープ大賞に向けてネタ作りページ9

私達は新人なのにマネージャーがついてくれるなんてありがたいな。
マネージャーと挨拶を済ませて連絡先を交換したら事務所の会議室に入った。

ここでこの日は、お笑いホープ大賞の大会に出場すべくネタ作りを始めた。

A「コントでいいわよね？」
れなてぃ「いいよ。ってかウチは関西弁でええの？」
A「いいよ。それでネタなんだけどどのジャンルにも属さない新たなジャンルを生み出したくない？」
れ「それいいやんか。そうしようや。うーん、フリーダムコントとか？」
A「自由な感じでいいよね。どんな設定から入るとやりやすいかなぁ？」
養成所でもネタは作ってきたけど大会なので新しく作ることにした。養成所で作ってきたネタは今後披露するのに取っておくことにした。

れ「アンガールズさんのはわかりやすくてよかったんやけどなぁ。なんかないかなぁ？学校の先生と生徒とか？」
A「うん。れなてぃの個性とか体型はいじっていいの？」
れ「どんどんいじっちゃっていいよ。なんか今まで何で太ってるんやろう？って思ってたんやけど、このために太ってきたのかって思うと嬉しいよね。だってこの体型だけでお客さんが笑ってくれるなんてラッキーなことやんか。」
2人でテーブルに向かい合わせになりネタを考える。

このホープ大賞はうちの事務所の我が家先輩も通った若手芸人の登竜門だ。なので絶対に負けられない！

れ「ここで思い付かんかったら2人でネタ考えてきて一週間後に見せ合うのもええと思わへん？」
A「それいいと思う。そうしよっか。」
養成所時代からネタは2人で考えてきた。

確かにうちの事務所だとロッチのコカド先輩がネタを考えている。その間中岡先輩はキング中岡としてリアクションに徹しているのである。

まぁ、こういうコンビもいるかもしれないけどネタは2人で考えた方が面白いアイディアも生まれるんじゃないかな？と思ったのと、どちらかが一方的にネタばかり作ってると2人のズレも生じちゃうし、"私が作ったネタに文句言わないでよね!"と相手を服従させるのも嫌なのでネタはこれからも2人で考えていこうと思った。

れなてぃの意見ではボケもネタを作った方がツッコミの子にこんな風につっこんで欲しい、逆計算みたいに作ればいいコントが作れそうとのことで意見が一致したので2人でネタを作ることに！

しかし、ネタは思い浮かばず、それぞれネタを作ってきて一週間後に見せ合うことになりました。
ホープ大賞まで間に合うかな？