女芸人の日常【ワタナベ芸人】 (ページ23)

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ためになる話がいっぱい聞けた夜ページ23

この日の食事でロッチ先輩からためになる話を沢山聞いた。
お好み焼きと共にお酒も進む！
コカド「要はコントってカレーと一緒なのねぇ。まずカレーを作る時って野菜を切って鍋で炒めるでしょ？そうすると野菜の旨味とか出て素材が活きてくるわけ。それと同じようにまずは君らの素材を知って活かさないといけないんだよ。折角のコンビなんだからコントのネタ作りってお互いの意見をぶつけ合ういい機会じゃない？まぁ、俺らの場合は俺一人でネタ作ってるからあれだけど。」
A「カレーと一緒・・・ですか？」

コカド「それぞれのお互いのことは養成所でコンビ組んだ時から知ってるはずなんだからさ、その2人の素材を引き出さなきゃね。そうすることでいいネタが作れると思うよ。そんでカレーに欠かせないのはスパイスでしょ！二人の素材を引き出したら、そこに二人の世界間が広がるようにコントと言う名のスパイスを混ぜていくのね。これが売れていくコント師になる道ってもんよ。」
れなてぃ「なるほどー！わかってきたかも。」
中岡「うん、コカドも言ってたけど折角の二人なんだから二人にしか出来ない武器を見つけていくといいと思うよ。コンテストとかお笑いの大会で失敗したら改善策を見つけてかないとね。そうしてくうちに段々と二人の武器が見えてくるんじゃない？二人にしか出来ないこととか。」
A「そうですよね。やってみます。色々アドバイスありがとうございます。あの、コカド先輩と中岡先輩のコントを見て参考にさせて頂きたいんですけどダメですか？」
コカド「いいよ。是非勉強に使ってよ。じゃあ、弟子入りって事で二人とやり取りしたいからさLINEかなんかには入ってる？」

ここで先輩達とLINEを交換し合った。
コカド「フロランタンの活躍楽しみにしてるな！コントはチェックさせてもらうから。そしたら感想送っとくね。」
A&れ「ありがとうございます。是非お願いします。」
お会計はコカド先輩が払ってくれた。申し訳ないな。
コカド「君らも後輩出来たらおごってあげなよ！そんじゃ、俺らはタクシーで帰るけどどうする？」
A&れ「私達は歩いて駅まで行って電車で帰ります。」
中岡「そっか、夜は物騒だから気をつけてね！」
A&れ「今日は誘って頂きありがとうございました。ごちそうさまでした。」
お店を出て先輩達と別れてふと思った。

少し酔っ払ってるコカド先輩がかっこよかったな。ふふっ。