芸人達とユーロビート組んでみた15 (ページ7)

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えっ、嘘！？ページ7

この日のレコーディングが終わりスタジオ出てテレビ番組の収録のため、私はテレビ局に向かった。廊下を歩いていると私の前を通りかかろうとした人が話しかけてきた。

「えっとーこの後って空いてたりしますか？」
話しかけてきてくれたのは東京ホテイソンのショーゴさん。意外だなぁと思いつつも了承したんだけど話ってなんだろう？

そしてテレビの収録終わりに楽屋を出て待っているとショーゴさんが走ってきてくれた。

ショーゴ「こんなとこで話すのもあれなんでどこか行きませんか？あっ、いや別にその。」
沙希「はぁ・・・いやごめんなさい。それなら私の楽屋に入りますか？」
と言うことで楽屋に入る。

何の話だろう？と思っているとショーゴさんが緊張気味に言った。
ショーゴ「前から沙希さんのこといいなって思ってたんですよね。でもうちの事務所のたくみさんと付き合ってたことあったじゃないですか？それで悔しいなって。」
沙希「えっ？へっ？あーごめんなさい。最近、恋愛してなくって疎くなってたからびっくりでそのー。具体的にどこが好きとか聞いてもいいですか？」
ショーゴ「全部ですね。強いて言うならルックスと歌声かな。いつも歌聴いてます。たくみさんとのデュエットにはムッとしてるんですけど、沙希ちゃんの声って可愛いなって思ったんです。連絡先を交換してもいいですか？」

急にそんなこと言われてびっくりして戸惑っている私にショーゴさんは真剣な目で私を見つめている。

ショーゴ「もしかして、たくみさんのこと気にしてますか？だって別れてもう随分経つんですよね？だったら気にしなくてよくないですか？」
沙希「いや、違うの・・・ごめんね。嬉しいんだけど返事が・・・あれ？なんで涙が・・・ごめんなさい。」
なぜか急に涙が出てきて鼻をかむことに。こんな姿を見せてしまって申し訳ない。

沙希「私、付き合うなら真剣に付き合っていきたいんです。お互い仕事してるんだし忙しいのは当たり前なんだからそれを理由に別れたくないなって。それでもよければお願いします。ショーゴさんのことまだ好きかわかんないけど・・・あなたの真剣さは伝わりました。だから真剣に付き合ってみたいな。」
ショーゴ「ありがとうございます。」

こうして私はショーゴさんと付き合うべく連絡先を交換し合った。

でもなんか腑に落ちないなぁ。たくみんなんて言うんだろう？まぁ、気にしなければいいか。