推し恋〜波瀾万丈恋物語3

HONESTLY1 ページ35

今年の夏も海やプールはいかないだろう。コロナが明けてないのもあるけど・・・みさの性格上にそういうところは行かないだろうなぁ。


今年の夏は何しようかと考える。水族館に行くのもいいし、キャンプって感じではないよな？

そんなことを頭の中で巡らせていた。
それにしても暑い・・・去年の東京もこんなんだっけか？
田舎から出てきた俺からしたら東京の夏はさすがに暑すぎた。

そういえばチームラボ楽しかったなと思い出す。推しが足をまくって水に入ってる所を見られただけでも大満足だった。

そういや、みさのインスタで知ったけどイワクラさんと吉住さんの番組に出るんだってな。


前から知ってるぜ。ストリッ◯好きだってこと。まだそんな施設あったんだと驚かされたけど。みさのインスタのストーリー見て衝撃だったな。まぁ、インスタに掲載されてたのはごく一部だったから本当はもっと凄いんだろうな。


そして録画済みのその番組を見た。番組内ではストリッ◯愛を語るみさや、グッズの紹介そしてイワクラさんと吉住さんがストリッ◯のショーを見るべく建物に、みさと一緒に入って鑑賞するシーンがあった。

ショーの演者さんが服着たまま見せてくれる。


そんな時に俺は少し違和感を覚えた。

番組内で吉住さんが"こういうのってカップルで行かないんですか？"との質問に対してみさが目を一瞬背けて顔を赤ながら"行く人は行くんじゃないですか？私はうーんって感じですけど"と言ってたこと。


えっ？俺、一度も誘われてないけど？いやそれはいいんたけどさ。だって万が一誘われても断るつもりだし。演者さんがどんなに美しいとか知らないけど俺には推し様がいますから。

でも本当は一緒に行きたいってことなんだろうか？
うーんって感じとは否定系？


モヤモヤしつつまぁいいかとその場を流した時だった。みさからLINEが入っていた。

MISATO ANDOねぇ、この後って空いてる?会えないかな?
Aいいけど、どっか食べに行く?もう夜7時だぜ。俺は仕事から帰ってきて家にいるけど。
MISATO ANDOじゃあ、Aの家に行くね。話したいことがあって。

話したいことってなんだろうか？俺は不思議に思いながら返事を返した。

そして暫くして玄関のインターホンが鳴ってドアを開けると、みさがいた。

「入っていいよ。」
「お邪魔します。」

HONESTLY2→←夢のような誕生日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す