あけおめからの神社へ ページ3
朝食を済ませて歯を磨いたり着替えたりした後に2人で神社に出かけた。
神社に着くと人混みですごかった。
「着物の人もいるね。」
なんて言いながらみさが笑う。
「そうだなー。しかし着付けとか大変そう。あっそういや、一昨年の個展の時って着物だったよな。あれは自分で着付けやった感じ?」
「ううん。プロの人にやってもらったよ。」
みさと手を繋ぎながらてくてくと歩いていくと出店が見えてきた。
「お参りしたら出店で何か買おうよ。」
みさが嬉しそうに言う。
「いいな。でもその前に絵馬を描いていかない?」
「いいね。」
お賽銭を入れてまっせパンパンとお参りする。俺の願いはただ一つ。
推しと幸せになれますように!!
これは結婚も視野に入れてまっせ。
その後はお互いに絵馬を描いた。
「何て描いたの?」
さりげなく、みさに聞いたら"見せたら願いが効かなくなるからダメ"と言われた。まぁそうか。
そして出店で何か買うべく色々見て回る。
「どれもおいそそうだね。チョコバナナあるよ。あっ、ピザもある。」
みさが嬉しそうにしてるとこっちまで幸せな気分になる。
「じゃがバターもうまそう!迷うなぁ。どれがいい?」
「じゃあ、チョコバナナにする。」
みさがチョコバナナにすると言ったのでチョコバナナを買うことに。
人混みが少ないところに移動して2人でチョコバナナを食べた。
「うまっ!」
「おいしいねー。」
2人で言いながら。
「向こうで焚き火やってるよ!あったまっていこうよ。」
みさの提案で焚き火のそばで温まることにした。
焚き火ってあったかいなぁ。
今年も無事に、みさと付き合っていけそう。去年は色んなことがあったけど今年こそはいっぱいの幸せをつかみたいと思った。
神社に行った後、自宅に戻ってから手洗いうがいを済ませる。
みさが買ってきた食材でお昼を作ってくれるという幸せいっぱいの時間だった。
そしてお昼を食べ終えて歯を磨いて帰宅の準備に入る彼女を駅まで送って行った。
ホームに入っていくまで手を振った。
今年の年末年始は最高だった。両親に嘘ついてしまい申し訳なかったけどまぁいいか。
それではみなさんも、明けましておめでとうございます。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月20日 18時