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不安を拭い去るように3 ページ6

その後、いろいろ食べたり飲んだりして楽しかった。そして家を出てみさを駅まで送るため話しながら歩いた。
「楽しかったね。」
みさが笑顔で言う。
「そうだな。そんじゃ、また連絡取り合うってことで。」
俺が話を合わせる。
「そうだね。」
話しながら歩いているとあっという間に駅に着いた。
「それじゃあな。」
「うん。今日はありがとう。またね!」
お互い手を振り別れる。

俺はみさが改札口を出るまで手を振った。そして歩いて自宅に戻った。

ふぅーなんだかんだ言ってホワイトデーのお返しもしたかったし、うちに来てもらってよかったな。


家に帰り思い出す。後片付けをしながらふと思う。

俺は間違ってなかったんだなと。推しでありアイドルオタクから誰でもそう思うだろう。

一度は推しと付き合ってみたいよな?それが現実になってんで?

BiSHの清掃員になりたての自分に教えてあげたいわー。

後片付けが終わり、お風呂のお湯を溜めて歯を磨いた。その間に明日の仕事のチェックをする。お風呂が溜まって入る。

みさも今頃、お風呂かなーなんて思いながら。
それにしても同性同士なのにカッパ着てお風呂入るってどんだけだよ?まぁ、みさらしいか。

しかもBiSHに入りたての頃なんか挨拶が恥ずかしかったのか中指を下に立てるポーズでやってたとか。そりゃ、渡辺さんもドン引きでしょーよ。

みさと出会ってからBiSH時代の頑固さは変わらないんだなと思った。一度言ったことは曲げないし。

だからあの奇抜な髪型を色々やってたのね。それなら納得だわなと1人で頷いた。

お風呂から上がる。本来なら髪の毛を乾かす工程もあるだろうが俺の髪は短いのですぐに乾いてしまった。

明日も早いし寝るとしますか。

おやすみ。

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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/  
作成日時:2023年11月10日 23時

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