1st meet day4 ページ44
MISATO side
ある日、私の家に小包が届いていた。
中を開けたら素敵な手紙と花束と・・・。
記念日できないねって話してたのにくぅ〜このサプライズは素直に嬉しいではないか。
手紙を読んでみた。
【みさへ
記念日に何もやらないかもとか言ってたけど、やっぱり何かやりたくなってこんな形だけど送らせてもらいました!!!冬の花って探すの大変だったけど、みさのことを想いながら一生懸命に選びました。そして冬は乾燥する季節なのでハンドクリームも入ってます。
めちゃくちゃ久しぶりに手紙を書きました。この一年、いろんなことがあってまた、俺たちが被害にあってSkypeでの生活になったけど、それでもいいって言ってくれたみさに心から感謝の気持ちでいっぱいです。俺だって本当は一緒に出かけたかったし、会いたかったけれどこればっかりは仕方ないってことで。それでも3ヶ月よく持ったよねー。だけど、今度いつになるかわからないけどちゃんとして会った時はまた前みたいにスキンシップしたりして過ごしていきたいと思ってます。
ハロウィンの時は歌ってくれてありがとう。さすがプロの元アイドルは格が違ったよね。これからもずっと憧れで推しであることには変わりありません。こんなドヘンタイでごめんなさいっ。それでも1年、俺と一緒にいてくれてありがとう。来年は更にいい年にして2人で気兼ねなく出かけられたらいいなと思います。
これからもこんな俺だけどよろしくな!!!
Aより】
ああ、なんて心のこもった素敵な手紙かしら・・・手紙を読んでいると自然と涙が出てきて気がついたら顔が涙で汚れていた。
それくらい素敵な手紙だった。手紙だけは汚さないようにして封筒に丁寧にしまった後にティッシュで涙を拭ったりした。
そして私はすぐに彼にありがとうのLINEを送って花束の花は花瓶に飾った。
玄関に置こうかな???そういえば男の人から花束をもらったの初めてだわ。なんて思いながら花瓶に水を入れて花束を差し込んでいるとなんだか愛おしく思えてきた。
それはあなたと出会えたよかったと思う瞬間でもあった。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月10日 23時