推し恋〜波瀾万丈恋物語2 (ページ5)

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不安を拭い去るように2 ページ5

コンビニに立ち寄ってお菓子とアイスを買って帰宅。アイスは溶けない様に保冷剤入れてもらって家に入る。

「入っていいよ。」
「お邪魔します。」
2人で手洗いうがいを済ませてソファーに座る。
「お茶入れるから待っててな。」
「うん、ありがとう。テレビつけていい？」
「いいよ。」
そんな会話をしつつ俺はキッチンに向かう。お茶を淹れて戻ってくるとみさが真剣な表情でチャンネルを変えていた。
「寒い？」
「ううん。大丈夫・・・ちょっと寒いかな？」
「暖房と加湿器、入れるね。」
「ありがとう。」
暖房と加湿器をセットしてソファーに戻る

そしてコンビニで買ったお菓子を食べる。
「うまい！」
「じゃあ、私もアイスいただきます。」
「アイスの味どう？」
「おいしいよー。」
2人で味の感想を言いながら食べた。
「そういや、ホワイトデーだからお返しな。」
「なになに？開けていい？」
「いいよ。」
箱の包みを開けるみさがキラキラして言った。
「おおー加湿器だ。」
「俺と同じやつ。もう歌手じゃないけど喉痛いと絵も描けないだろうと思ってさ。使いやすいからおすすめだよ。」
「ありがとう。あっ、開けちゃった。箱にしまわないと。」
「紙袋取ってくるからそれに入れなよ。」
そんな会話をして笑い合う。

お菓子にアイスにお茶にいっぱいに広げたテーブルを前に座る俺たち。

俺はみさがスプーンをテーブルに置いたのを見計らって肩を抱き、口づけをした。

それに応えるようにみさの手が俺の肩に回る。そしてそっと唇を離し抱きしめて、ソファーにみさを押し倒してみた。
「ごめん。怖い？」
「ううん。嬉しい。」
二言会話してまた口付けを交わす。

外は寒いのに俺たちの仲は熱々で今にも燃え上がりそうなほど密着していた。

俺たちはソファーの上で抱き合いながら何度も口づけを交わした。

みさが寂しくないようにいっぱい抱きしめながら。