不安を拭い去るように1 ページ4
待ち合わせ時間と渋谷駅。久々に推しのみさに会った。
「なんか息切れしてない?大丈夫?」
俺が声をかけると、はぁはぁと息を切らしながら歩くみさがいた。
俺が、みさの肩を支えながら聞く。
「走ってこなくてもよかったのになんで?」
「ごめん。気がついたら走っててHide the BULEが頭の中でぐるぐるしてた。」
「そっか。とりあえず行こう!」
「うん。」
彼女の息が落ち着いた頃に手を繋ぎ歩いた。
「なんか1年も会ってない様な気がしてた。」
みさが笑う。
「なんで?あははっ、そんな訳ないじゃんね?」
「急に言ってごめんね。会いたかったから。」
頬を赤く染めながらみさが言う。
俺たちは飲食店に入った。
とりあえずバーニャカウダとガーリックバタートースト、チーズフォンデなんかおしゃれなの頼んでみる。
飲み物はそれぞれで。
「いただきます。」
料理が届いて食べながら飲みながら話した。
「Skypeもよかったけどやっぱり、実際に会うのがいいな。」
みさが言う。
「そうだな。」
俺が話を合わせる。
「インスタには注意突起しておいたから大丈夫だと思うけど。それに◯害予告が本当に届いたとしても俺、気にしないぜ?本当にそうなったら警察行くし。なんか心配かけて悪かったなって夢の話か。」
「そうだね。」
そういや、よく見てなかったけどくるくるチリチリのパーマがかった髪型も素敵だなと思った。でもこの話は今するべきではないだろう。だから心の内に留めておくのさ。
「この後、Aの家に行っていい?」
「いや、いいけど。遅くなるんじゃない?夜って物騒だしさ何あるか分からないし。でも何で?」
俺はみさに不思議に思って聞いた。
「今日はずっと寂しかったんです。ダメですか?」
えええー可愛すぎるっっっ!!!!
こんなこと言われたら断れないじゃーん。
「わかった、来てもいいよ。なんなら夜、送ってくよ。駅まででいい?」
「うん。ありがとう。」
「じゃあ、うちでデザートでも食べる?この後なんか買って帰ろうよ。何がいい?」
「うーん。コンビニのお菓子とアイス♡」
この季節にアイスっすか。まぁいいけど。
「わかった。そうしよう!コンビニは俺払うわ。ここのほ割り勘でもいい?」
「いいよ。ありがとう。」
そしていろんな話をしながら笑い合った。
この後、デザート三昧になることも考えて夕飯はこれくらいにしてお会計して切り上げる。
そして仲良く並んで手を繋ぎ、コンビニに向かった。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月10日 23時