予想と違った夏が来る1 ページ19
今年の夏も想像以上に暑い。
夏といえば海、海といえばビキニのーなんてそんな夏は来ないだろう。
なぜなら、みさはそんな性格の人じゃないし、こっちが海に誘っても海人さんみたいなシュノーケルみたいな格好で来ることが容易に想像できるからである。
BiSH時代は何とか腹チラの服装の写真もあったりして意外と肌見せもあったが解散してからそんなスタイルは見なくなってしまった。
水着姿の彼女か。萌えるんだろうなぁー。
やべっ、そんなこと考えてたらはなぢが出てしまった。
汗汗っ!!!ティッシュを手に取り鼻の穴に突っ込む。
今のうちだからミニスカとか履いてほしい願望はあるけど断られることくらい想像できる。
無理だなこりゃ。
ああ、できることなら水着姿の彼女を必死に追いかけたい。男のロマンってやつだ。
まぁ、無理なことぐらいわかってるけど一つだけ実現できそうなことがある。
花火大会に誘って浴衣で来てもらうのはどうだろう?これならあり得る。
最近はコロナも落ち着いて来たし、花火大会も開催してるところも増えて来た。
人混みだからマスクはつけるとしてそれでも浴衣を着て来てくれたらめちゃくちゃ嬉しい。ってことで隅田川の花火大会に誘ってみたら思いの外にオッケーをもらってしまった。
やっほぃーとベッドの上で舞い上がる俺。
浴衣で行かない?との提案もあっさりオッケーもらってこの日の俺は終始開かれていた。
会社に着いてバリバリ仕事をしていると上司から"いつになく張り切ってるね。嬉しいことでもあったかい?"なんて聞かれてヒヤリとした。
図星なんですけどー。まぁ、彼女との交際はおおやけにしてるので今度、花火大会に行くんですと伝えた。
よかったじゃないかと言われて嬉しくなる。
そんな俺の夏が幕を開けた。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月10日 23時