推し恋〜波瀾万丈恋物語2 (ページ15)

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My birthday is dream-like time2 ページ15

「えっ？ほんとにいいの？」
「そうだよ。あっそうそう、ライブ終わったらチェキ会もあります。1回千円です。」
いや、たっかぁ。

いやいや、BiSHの歌よりチェキの方が高いのかよーーーー！！！と思ったけど内心は一緒に撮りたかったので覚悟を決めた。

「それではライブ始めます！聴きたい歌ありますか？」
みさからそう言われて迷ってしまった。

何をリクエストする？？？

頭の中を巡らせて・・・。

「モー娘。ザ⭐︎ピ〜スお願いします。」
俺が緊張しながら言うと任せてと言ったみさがアカペラで歌い始めた。

「HO〜ほらいこうぜ♫そうだ、みんな行こうぜ♫」

みさの歌声でモー娘。のヒット曲が聴けるとは思わなかった。俺は全力でコールに励む。

こんなことならサイリュームライトでも持ってくれば良かったな。

かっ、かわいいいいいいーーーーーと心の中で叫びまくった。

「次ってAKBとかいけますか？」
「いいよ。何の曲にする？」
「everydayカチューシャとか？」
「オッケー！リクエスト入りましたぁ。everydayカチューシャ！！」

みさが全力で歌ってダンスしてくれる。
「カチューシャ〜はずしながらぁ〜♫」

萌ーーーーーーっっっ！！！！

はぁかわいい。

よし、3曲目は？いやまてよ？

「あのさ、千円払うからBiSHの曲三連ちゃんいける？」
300円の加算だと本当は100円返ってくるんだけどそこはまぁいいや。

「なるほど。いいよ。何の曲がいい？」
みさにまさかの許可もらって3曲連続でBiSHソングとはめっちゃ嬉しい。
「えっと、星が瞬く夜に、プロミスザスター、beautifulさ、でお願いします。」
「オッケー見とけよーーー！」

まるでBiSHのあの頃が戻ったかのようにリンリンが降臨したかのように歌って踊るみさ。

解散してから随分経ってるのに間違えることなく完璧にやりこなす彼女を見てさすがプロだなと思った。

それからも俺のリクエストに応える形で歌い続けた彼女。気がつけば1時間越していた。

そして・・・。

「これでラストソングです。何の曲がいいですか？」
「豆柴の大群とかいける？サマバリがいいかな？」
「任せて〜。」

同じWACKのアイドルを選んだ。クロちゃん作詞の歌詞もまるで我が物のように歌う彼女に度肝を抜いた。

そしてBiSH時代(あの頃)と変わらずに彼女の歌声を聴けて俺は自然と涙が出ていた。

それだけに推し主催のライブは素晴らしかったのだ。