推し恋〜波瀾万丈恋物語2 (ページ13)

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思いがけず、プリクラ2 ページ13

いや待てよ・・・俺の中で湧き上がる欲望。

BiSHポーズを2人でやればいいのでは？元アイドルと元清掃員ってことで本家とBiSHポーズできればこれ以上に嬉しいことはないのでは？

プリクラ機がある建物に着いて中に入る。さすが原宿だけあってプリクラ機は女子高生や女子達でごった返していた。

みさにお願いしてみようかな？歌の時でもいい。金なら持ってきたし払う覚悟あるしいいよな？と思った俺はプリクラ機に入るないなや、彼女にBiSHポーズをやってほしいと懇願するも・・・。

「むりぃー！！！！」
速攻で断られてしまった。
「えっ、何で？」
「だって1人でやるもんじゃないし。6人で揃わないと意味ないでしょ！」
「そこをなんとかお願いします。」
仕方なく土下座するも呆れられてしまい再度断られてBi SHポーズは断念することになった。

トホホ・・・。まぁ、そりゃそうか。
「じゃあ、みさは何のポーズがいい？」
「うーん。色々やってみたらいいじゃない？せっかくだからラブリーにハート作ろうよ。」
ううぉーーーラブリーにハートっすか？

「それもいいね。」
ということでお金を入れて撮影スタート！！

ラブリーにハートにピースサイン、BiSHポーズはやってくれなかったけどプロミスザスターの待って！のポーズとbeautifulさの指のトゲトゲポーズは一緒にやってくれるという嬉しい出来事があり撮影が終了した。

落書きコーナーに移動して色々と書き込んでいく。
「なんで、トゲトゲと待ってはやってくれたん？」
俺はなんとなくみさに聞いた。
「うーん。きまぐれ的な？」
「はい？」
「ファンならぬ清掃員サービスってことで。うふふっ。」
「心のこもったサービスありがとうございました。」
「トゲトゲまたやろうね。」
「えっ、いいの？」
「うん。いいよ。」
なんで話しながら書いて終わるとプリクラが出てくるのを待った。

機械から出てきたプリクラは俺が待ち望んだ推しと撮った数々の小さい写真たち。

プリクラが出てきた瞬間、夢なんじゃないかと思った。
こんなに近くでましてや隣でトゲトゲポーズと待ってポーズとは恐れ入る。

それにしても、みさのなんて美しいことか。俺はこのプリクラを大事にしようと思った。