翻弄さらる日々5 ページ2
MISATO side
えっ?これは夢?
気がついたらめっちゃ叫んでた。そして目を開いた瞬間・・・。
「いやぁあああ・・・・あ?あれ?ここは?」
自宅のベッドだった。なんだ夢だったのか。
AからLINEが届いて、もうダメかもしれない。○害予告が届いてたとの連絡があり。
私は警察に言った方がいいよと伝えていた。翌日ー。
流れていたニュースが現実的な感じがしてー。
会社員の男性が亡くなったとニュースがあり、公開された顔が確かにAだった。
現実なのか夢なのか分からずに泣き叫んで終わった夢だった・・・。
えっ?正夢とかないよね?私は慌ててAに電話した。
お願いっ、繋がってーーー。
トュルルル♫
MISATOもしもし?A生きてる?
Aなんだよーそれ?てかフツーに生きてるけど?どうかしたか?
MISATOああ、よかった。◯害予告とか届いてないんだよね?
Aいや別に届いてないけど。どうしたよー。
MISATOやっぱりこんなの無理。どこかで会えない?
A別にいいけど。今日の仕事終わりが6時だから夕飯でも一緒に食べに行く?
MISATOうん、そうしたい。なんかごめんね。変な夢見ちゃって現実っぽかったからさ怖くて・・・生きてるならよかった。本当に◯害予告には気をつけてね。
Aああ、うん。なんかわかんないけどじゃあ、6時半に渋谷駅とかどう?
MISATOいいね。間に合わせていくね。
Aもしかして俺に◯害予告が届いた夢でも見たんだろー?はははっ、こんな日々が続くんじゃ仕方ないよな。でもさ、俺たちは悪いこと何もしてないぜ。だったら正々堂々と仲の良さを見せつければいいんじゃね?じゃあ、今日から2人っきりの外出解禁で。
MISATOうん、そうだよ。その夢だった。そうだね。ありがとう。
そして電話を切って私はほっと安堵したと共に何故かまた涙が出ていた。
そうだよ!Aの言う通りだよ。なんで私たちがこんなに肩身の狭い思いしなきゃならないの?恋ってこんなに苦しいものなの?ねぇ、何で?
もういいじゃん。私たちのことなんかほっといてよ!!!と心の中で叫ぶ自分がいた。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月10日 23時