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町に着いた私たちは聞き込みを行った
『ここは、二手に別れて聞き込みしない?』
「でも、大丈夫なのか?」
前みたいに…と眉を下げる炭治郎にデコピンを食らわせた
『私は前より強くなったし、大丈夫だよ…!』
日輪刀もあるし…!と言えば炭治郎は納得してくれたようで頷いてくれた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
炭治郎と別れて聞き込みを始める
しかし、なかなか手がかりは掴めない
なんのヒントも得られないまま夜になりかけていた
こうなったら目を使ってみるしか…
全集中_鷲の呼吸 伍の型 千里眼
目に意識を集中するとぼや、と町の色々な景色が見えてくる。
ん…?女の子が引っ張られている…
そこで意識が戻り女の子の場所へ走る
走ろうとした_。
「やぁ、こんばんは」
全集中_鷲の呼吸 弍の型 鷲哭の翼離
瞬時に出した技、それは相手の腕を切り裂いた
顔を見た瞬間、体が震えた
何故なら瞳には上弦の弍と記されていたから
「急に酷いなぁ…お嬢さんの刀身、珍しい色をしているんだね?鷲の呼吸?初めて聞いたよ!」
童磨と名乗る鬼は対の扇を口にあて冷たい笑顔を浮かべた
刀を持つ手が震える
でも、負けるわけに行かない…
『…初任務で上弦の方と会うなんて、思いませんでした』
「おや、初任務なのか!俺の頸を斬れるのかなぁ?
…ん?この臭い…お嬢さん稀血なんだねぇ」
いきなり近づかれ左の腕を掴まれて引っ張られる
首筋に童磨の息が当たる
つー、と舌先で撫でられ噛まれた
その瞬間…
私は左腕で童磨の頭を掴みカチ割った
ぶしゃ、と顔に血が当たる
「わあ、握力すごいんだね!!」
この間に離れて睨みつけた
『ぐ、…』
ふふふ、と笑う童磨は新しい玩具が見つかったかのように不気味だった
「やっぱり、稀血は美味しいねぇ…
でも、君は今すぐ食べては惜しい気がするなぁ?」
そう言ってその鬼はふっと消えた。
痛む首の血を止血して包帯を巻く
きっと、怒るだろうなぁ炭治郎…
憂鬱な気分のまま炭治郎のいる宿屋に向かったのだった。
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林((りん - この作品に出会えて良かった!!続編とか番外編とか書く予定あったら教えてください! (2019年11月8日 1時) (レス) id: 15da3cb52a (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 海音クンさん» ほんとですか.......!嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年11月7日 18時) (レス) id: fd74f71ba5 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - 炭治郎は初期の頃の推しだからニヤニヤしてしまう……こんな素敵な作品を作って下さりありがとうございます!!!!!ひさしぶりににやにやしました() (2019年11月7日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:胡桃 | 作成日時:2019年11月2日 17時