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「敬語はやめてくれ!多分、同い年だろう?炭治郎でいい!」





頬を照れくさそうに触りながら言う彼はにへらと笑った。









手がとても分厚い
相当な努力をしてきた事がわかる









それなのに、私は_









『分かった、炭治郎。私のことも綾乃でいい』







ひく、と炭治郎の鼻が揺れる







「綾乃から悲しんでる臭いがする」








『えっ…』



なんで、分かるの…







「俺、人より鼻が良くて…!それで綾乃から悲しみの臭いがしたんだ」






……。





そういうことか、さすがとしか言えない







『私は見ての通り、隠で…。
剣技の才能がなくてこうなった。
それなのに同い年の貴方がこんな立派な隊士なのが羨ましくて






それと同じぐらい悲しい…』









下を向いてぎゅっと手を握る







「偉いな、綾乃は。」








よしよし、と頭を撫でられた






『な、…』





頭を撫でられるなんて親にしかされたこと無かったからとても気恥ずかしくて。








「あ、すまない…!つい、あまりにも健気で努力家だからなのか頭を撫でてしまった…!」







お兄ちゃん気質が抜けなくて…と言って笑う彼に
私の隠の下の顔が熱くなるのを感じた。









私は_なんてちょろいのだろう









この人は本当に太陽みたいに暖かくて優しすぎる人だと私は思った。

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林((りん - この作品に出会えて良かった!!続編とか番外編とか書く予定あったら教えてください! (2019年11月8日 1時) (レス) id: 15da3cb52a (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 海音クンさん» ほんとですか.......!嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年11月7日 18時) (レス) id: fd74f71ba5 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - 炭治郎は初期の頃の推しだからニヤニヤしてしまう……こんな素敵な作品を作って下さりありがとうございます!!!!!ひさしぶりににやにやしました() (2019年11月7日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2019年11月2日 17時

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