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海君が家まで送ってくれた後、私は自分の部屋にまっさきに行った






とくに理由はない








『あぁー秋なのにちょっとムシムシしてるな』









クラーを付けるほどの暑さでは無かった。
だから、私はベランダの窓を開けた









そして、窓を開けた私の視線にはずっと喋りたかった人の姿









『拓弥……』









そう、草川拓弥…









拓「A…」









私達は3秒ぐらい見つめ合った









拓「久しぶりだな」









『学校であったじゃん』









ただの強がり









私も拓弥と同じ事を考えていた。

私が海君と付き合うっと拓弥に言ってから2日しか経ってないのに、半年ぐらい話してないような気がする






前は、毎日のように私の部屋に来ていたのに









拓「そっか…」









そして、また3秒ぐらい見つめ合って









すぐに終わる話をする









それの繰り返し









もう、話す事がない









私は、部屋に戻ろうとする









『じゃ、拓弥また学校で』









拓弥との空間に耐えきれなかった








そう、話す事がないんじゃなくて私はただ逃げただけの弱虫









そして、私はベランダと部屋の境目を通ろうとする









拓「まって」









いきなり拓弥に呼び止められた









『なに?』









もう部屋に帰るって言うのに、めんどくさ…









ホントはそう思いたい…









でも、呼び止められて少し嬉しい自分がいる









私は拓弥に呼び止めてもらいたかったんだ。

拓弥ともっと喋りたかったんだ









拓「秋祭り!俺、今年もお前と行く予定だから」









『え?』









驚きが隠せない









『私、海君と行く約束したんだけど』









拓「知ってる。。。」









『知ってるならなんで言うのよ!
とにかく、今年は拓弥とは行かないから』









そう告げて私はまた部屋に戻ろうとする









その、帰り際に拓弥が









拓「いつもの元気になる木の前で待ってるから……
俺、ずっと待ってるから!」









ガチャン









確かに、聞こえてたでも、聞こえないフリをした









『元気になる木・・・』

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作品ジャンル:恋愛
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1週間サバイバルで生きれるかどうかのキヅマニ×やでちゃん - 面白いですね!!!!!頑張ってください (2017年6月15日 18時) (レス) id: 86c20ca11b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なっとう(*^◯^*) | 作成日時:2017年4月9日 20時

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