【赤】海辺の恋。

第十五話 ページ16

Aside


『困ったな』



とりあえず、さっき置き忘れた浮き輪を回収して、またウロウロ。


あんまりあの六人とは会いたくないから自分の部屋でテント側を歩くけど、お義母さんたちに見つかるとまずい。




「あれ、A〜」






…噂をすれば本人。


まさにその、お義母さん登場。




『あ、お義母さん』


義母「遊んできた？楽しかった？」



『あ、うん…ちょっと疲れたから戻ってきた…』



お義母さんはトイレに行くらしく、すぐに別れた。


ああいってしまったので、テントに戻る。
お義父さんがスマホを片手に寝ていた。

目の前にはポテトチップスうすしお味。

食べてスマホみて寝る。
健康に悪すぎだろ。


だから太んだよ





…なんて言えるわけない。

一応一ヶ月だけではあるけど引き取ってくれた人なわけだし。



私は全く濡れてない水着からジャージに着替えると、お義父さんのポテチを奪って食べることにした。



まだ初日。


…これから二週間、私はどうかるのだろうか。

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