第十四話 ページ15
ななもりside
るぅと「あの子帰っちゃいましたけど…」
るぅとくんが心配そうに女の子がいってしまった方向を見る。
莉犬くんも、「どうしたんだろ」と首をかしげる。
「さっきまで美味しそうに食べてたのにね……」
急すぎてびっくりだよ。
ころん「いやーでもいっつもあんな感じだよ」
ころちゃんは無責任にそういって、持参してきたバナナを焼き始める。
焼きバナナ……?
さとみ「うまそ。俺にもバナナちょうだい」
ころん「やだよ!七本しかないんだからね!
クーラーボックスのアイスでも焼いとけよ!」
さとみ「アイス焼いてどうすんだよ!」
醜い争いをしているさところはさておき。
「あの子のテントの場所…分かる?」
莉犬「あっちだってことしか分かんないねー」
ころん「まーまー。僕いやと言うほど会ってるからまた会うでしょ」
名前も言ってくれないし、急に帰るし、よく分かんない子だけど、なにかを抱えてる子なんだろうな、ということははっきり分かった。
なにかあったんだとしても…
……せめて名前くらいは教えてほしいけどね…w
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