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結局最後まで、先生は私のことを怒らなかった。
怒らないどころか、私に謝った。
深「俺が焚きつけたせいでしょ。ごめんな。」
私は何も言ってないのに。
全部、先生の中で勝手に解決して片付けられているようだった。
深「あーあ、俺、車の免許持ってないからこういう時困るんだよなぁ」
「いいよ、帰るつもりないから」
深「ばーか、無理矢理でも帰すわ」
結局先生は、家までついてきて。
先生は何にも悪くないのに、お母さんに謝った。
特に私に何を言うでもなく、とにかく謝罪だけして帰っていった。
お母さんは何度も「ごめんね」って私の頭を撫でるからやっぱり愛されてはいたんだなって感じる。
でもさっきから、謝罪ばかり。先生も、お母さんも。
本当に謝らなければいけないのは、悪いことをしたのは私の方なのに。
また、さっきまで隣にいた先生を思い出して、1人悲しくなった。
少し、何だか少し寂しかったの。
別に怒られたかったわけじゃないけど、
深澤先生が本心でぶつかってきてない感じがして。
家出して深夜の公園で知らない男の人とキスしてるのに、声を荒げたのはあの一瞬だけ。
私は苦しかったよ、あんなところ深澤先生に見られて。
その後もずっと、変に優しいし笑ってるし、いつも通り過ぎるほどにいつも通り。
そうやって接する先生は、生徒みんなに人気な"ふっか"であって、私と話す時の、深澤"先生"じゃない気がして。
あぁ、私って"ふっか"にとってただの面倒ごと起こしてる生徒でしかないんだなって。
そんな当たり前のことを考えて、1人落ち込んだ。
先生の中で、少しは特別なのかななんて、何でそんなこと思ってたんだろう。
今さっき気づいたけど、私は深澤先生とのこの数週間の関わりを、特別だと思ってた。
確かに色んなことを気付かせてくれて。
孤独だった私に手を差し伸べてくれた先生は
私にとっては少なからず特別。
でも、先生にとっての私なんて特別でも何でもない、ただの生徒でしかなくて。
教師の立場から、悩んでる生徒に手を差し伸べるのなんて当たり前だよなって。
よく考えればそんなことわかるはずなのに。
自惚れてるのは、私の方だ。
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なっつ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月7日 19時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ良かったです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: 910436b2bc (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 紫のたかくんさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです（ ; ; ）ふっかも樹も色々やばいですよね、(笑)これからも楽しいお話をお届けできるよう頑張ります〜！！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
紫のたかくん(プロフ) - 初コメですm(__)m寝かしつけと家事が終わってから1人で悶えながら読んでます、、ふっか、、いやじゅったんも爆弾ぶっ込みすぎ、、たまらん(Ｔ＿Ｔ)ちょっと苦しくなりながらもきゅんきゅんする、、これからも更新楽しみに待ってます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年7月7日 2時) (レス) id: cc53be7d4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年6月28日 23時
