#29 ページ29
あまりにも突然のことに頭が働かない。
一度離れた唇は、またじゅりくんによって引き寄せられる。
顔を背ける隙も、そんな余裕も私には与えられない。
少しずつ角度を変えて、深くなっていくキス。
私の頭を撫でていたその手はいつの間にか後頭部に回されていて。
もう、逃げられない。
いつの間にか入ってきたじゅりくんの舌が、私をくらくらさせる。
拒めない、のか拒まない、のか。
自分でもわからない。
経験したことのない感覚に、頭が考えることを放棄した。
でも、これだけはわかる。
じゅりくんすっごくキスが上手い。
酸素を求めてふっと離れた唇。
樹「ね？全部忘れられるでしょ？」
妖艶に笑ったじゅりくんが囁いた。
いい人なのか悪い人なのか、判断できない。
じゅりくんに見つめられたまま、体が固まって動けない。
また徐々に近づいていく顔の距離。
じゅりくんの唇が再び私の唇と重なろうとしたその瞬間。
「A！！！！」
私を呼ぶ声がして。
その一瞬、反射的に動いた身体は
じゅりくんの腕の中から抜け出した。
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なっつ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月7日 19時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ良かったです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: 910436b2bc (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 紫のたかくんさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです（ ; ; ）ふっかも樹も色々やばいですよね、(笑)これからも楽しいお話をお届けできるよう頑張ります〜！！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
紫のたかくん(プロフ) - 初コメですm(__)m寝かしつけと家事が終わってから1人で悶えながら読んでます、、ふっか、、いやじゅったんも爆弾ぶっ込みすぎ、、たまらん(Ｔ＿Ｔ)ちょっと苦しくなりながらもきゅんきゅんする、、これからも更新楽しみに待ってます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年7月7日 2時) (レス) id: cc53be7d4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年6月28日 23時
