#14 ページ14
3度目の国語科研究室。
もう見慣れた光景。
いつも通り先生と向かい合う。
深「改めて言うけど、俺はお前のこと心配してんの。」
先生が纏ってる雰囲気が、いつもとは違って"先生"っぽい。
深「今年初めてお前の授業受け持ったけど、実は去年からずっと気にはなってた。
…お前さ、何か他の生徒と雰囲気違うんだよね。
そしたらバイトしてるの見つけて、それきっかけに近づいてみたの。
そしたらやっぱ、違うんだよ、なんか。」
"なんか"ってなに。
「先生に、私のことなんてわからないよ」
深「そうだよ。俺にはわからない。だから言ったじゃん、興味あるって」
「…関係ないじゃん」
深「お前さぁ、そうやってると、ずっと孤独だよ」
先生が放った「孤独」という言葉が胸に突き刺さる。
深「SOS出したんじゃないの？あの紙で」
先生にはきっと、見透かされてる。
たしかに私はずっと一人で抱え込んで、孤独だったのかもしれない。
「…私は、、」
言っていいのか。
話してしまったら、この気持ちが強くなってしまうような気がして。
自分のこの気持ちを肯定してしまうような気がして。
ずっと言葉にするのを拒んできた。
見て見ぬ振りして、それが自分を苦しめてきた。
声が震える。
深「俺が一緒に背負うから、話していいんだよ」
先生の優しい目が、声が、私の心を溶かした。
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なっつ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月7日 19時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ良かったです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: 910436b2bc (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 紫のたかくんさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです（ ; ; ）ふっかも樹も色々やばいですよね、(笑)これからも楽しいお話をお届けできるよう頑張ります〜！！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
紫のたかくん(プロフ) - 初コメですm(__)m寝かしつけと家事が終わってから1人で悶えながら読んでます、、ふっか、、いやじゅったんも爆弾ぶっ込みすぎ、、たまらん(Ｔ＿Ｔ)ちょっと苦しくなりながらもきゅんきゅんする、、これからも更新楽しみに待ってます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年7月7日 2時) (レス) id: cc53be7d4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年6月28日 23時
