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1週間ぶりの国語科研究室。
また、窓際に座った深澤先生と向かい合っている。
深「阿部ちゃん鋭くて焦ったわー」
とても焦ってるようには見えない深澤先生がヘラヘラと笑った。
「なんで、阿部ちゃんにあんなこと言ったの」
深「あんなことって？」
「私のこと気にかけてって」
深「お前、無理しそうだなって思ったから」
なにそれ。
先生は、もうヘラヘラ笑っていなかった。
黙っている私に、先生がため息をついて言葉を続ける。
深「でも俺好かれてないっぽいから阿部ちゃんに言っといた方がいいかな？って。ほんとそれだけ。」
「別に、好きとか嫌いとかじゃないって。興味ないの。」
深「俺は興味あるけどね。」
視線と視線がぶつかり合う。
今まで見たことないぐらい真剣な先生の瞳に恥ずかしくなって、先に目線を外した。
自分の体温が上がっていくのを感じる。
深「今、かっこいいって思ったな」
「思ってない！」
一瞬でも、ドキッとした自分を殴りたい。
はははって笑ってる深澤先生。
なに、なんなの。この人のことがわからない。
なんでこんなに私を構うの。
「もう、ほっといてください。バイトのことだけ黙っといてもらえればいいんで。」
深「んー、無理だね」
「なんで、」
また深澤先生の瞳に捕らえられる。
どうしてだろう、今度はそらせなかった。
深「心配だから。」
深「なにを抱えてんのかわかんないけど、心配なの。」
「…別に先生には関係ない」
深「そう、だから興味あるのよね。」
「意味わかんない」
いつもヘラヘラしてる人にそんな真剣な顔されたら調子狂う。
全然先生っぽくないくせに、こういうとこは先生っぽくて。
深「別にバイトすることは止めないよ。
でも、その意思の裏側は気になるよね。」
「バイトはただの暇つぶしだから」
深「ふーん？」
疑いの目を向けたまま、先生はクスッと笑って言った。
深「ま、自分がやりたいことをやればいいのよ。」
その言葉が、私の中にこだまする。
心の奥底に閉じ込めていた何かが溢れ出ようとしてくる。
そんな気がした。
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なっつ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月7日 19時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ良かったです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: 910436b2bc (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 紫のたかくんさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです（ ; ; ）ふっかも樹も色々やばいですよね、(笑)これからも楽しいお話をお届けできるよう頑張ります〜！！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
紫のたかくん(プロフ) - 初コメですm(__)m寝かしつけと家事が終わってから1人で悶えながら読んでます、、ふっか、、いやじゅったんも爆弾ぶっ込みすぎ、、たまらん(Ｔ＿Ｔ)ちょっと苦しくなりながらもきゅんきゅんする、、これからも更新楽しみに待ってます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年7月7日 2時) (レス) id: cc53be7d4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年6月28日 23時
