【BLACK WOLVES SAGA】〜Last Hope〜

◆ウェブリンという国 １ ページ3

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ウェブリン王国。





列強ひしめく大陸の片隅に存在する、小さな王国だ。





猫種(キャッシィ)のガバルディ家が治める豊かかつ厳しい大自然に囲まれたウェブリンは、まさしく陸の孤島。





侵略を阻む大自然という鎧を纏い、大陸の中でも独自の文化を発展させている。





ウェブリンには猫種(キャッシィ)





人間種(ヒューマ)





狼種(ヴォルフ)





そして希少とされる鼠種(ラーテ)





獅子種(レーヴェ)





犬種(フント)





兎種(ラビッツ)などの亜人種が存在しており、





その中でも猫種、狼種、そして人間種は建国の種として比較的国の中でも重要な地位についている。





ウェブリンが未だ一つの国にまとまりきれていなかった遠い乱世、





この三つの種が力を合わせることでウェブリンは平定されたと言われていた。





建国以降、狼種と人間種は、ウェブリンの頂点を猫種に譲り、彼らは補佐としての立場にとどまった。





建国から数百年、種族の壁はあるものの、ウェブリンは美しい自然の中、調和の取れた豊かな国だった。

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