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◆童話と現実 3 ページ18

ザラも、嬉しそう。



私にとっては、ザラがただの世話役ではないように、ネッソとザラの関係も特別だ。
二人の関係は、私とのそれよりももっと濃く、近い。同性の気安さもあるのだろうし、単純に共に過ごした時間の差というものもあるだろう。私のことは頑なに「(人1)お嬢様」と呼ぶザラも、ネッソのことは名前で呼ぶ。



……昔は、それでヤキモチを妬いたりもしたのよね。



私の知らない世界を、ネッソとザラが二人で共有しているように感じてしまっていた。実際私の知らない世界を、二人は知っているから余計にそう感じてしまっていたのかもしれない。



誕生日って素敵だわ。特に今回は、本当に特別……!



気分が浮き立って、そわそわとしてしまう。



パール「ねえねえ、(人1)ちゃん! 早くお外にいこうよ!」



リッチー「ネッソさまが戻ってくる前に、リッチーたちといっぱい遊ぼうよ。」



パール「そうだよ! こんなところでお話してると、遊ぶ時間がどんどんなくなっちゃう!」



ザラ「こらこら、二人とも。あんまりお嬢様を引っ張りまわさないでくださいよ? 主人を引きずり回す犬なんて、躾がなってません。」



パール「だって、早く(人1)ちゃんとお外で遊びたいんだもん。」



リッチー「リッチー、(人1)ちゃんを引きずり回したりしないよ。パールじゃないもん。これは、(人1)ちゃんをエスコートしてあげようとしてるんだよ。」



パール「ぼくだってエスコートしてるんだよ!」



『ふふっ、そうね。二人して私を庭にエスコートしてくれるのね?』



パール「うん!」



リッチー「任せておいてよ!」



ザラ「はいはい。気を付けてくださいね。」



『はーい!』



パール「はーい!」



リッチー「はーい!」


最後までどこか心配そうなザラの声に、私たちは三人そろってよい子の返事を返した。
私はそのまま二人に手を引かれ、弾む足取りで部屋を飛び出したのだった。

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フフカ - はい!まってます今日もご苦労様でした。(^∀^#← (2016年4月13日 5時) (レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ありがとうございます! そうです、前とは少し内容を変えて書いてみました!! よくわかりましたね(^○^) これからも頑張りますので楽しみにしていてください!!! (2016年4月12日 22時) (レス) id: 23fff2c30d (このIDを非表示/違反報告)
フフカ - こんなに遅くからご苦労様です なんとなく今日も来ちゃいました!似ている小説だけど前とは違うので読んでます前より詳しく書いてあるのでとても分かりやすいです(#°∀°♭ 明日もまってまーす(笑) (2016年4月11日 22時) (レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ありがとうございます! 頑張ります(^○^) (2016年4月10日 20時) (レス) id: 23fff2c30d (このIDを非表示/違反報告)
フフカ - 分かりましたありがとうございます誰オチにするか決まったら教えてください これからも毎日応援してます!!ガンバデス (2016年4月10日 19時) (レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒメア | 作成日時:2016年3月9日 20時

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