屋上から飛び降りてきた僕っ子に恋をしてしまった件について［最終兵器俺達］［ヒラ］ (ページ22)

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どうしてだよページ22

Asaid

　「ﾊｱｯ,,,,ﾊｱｯ,,,」

息が上がる

流石に走り過ぎたかな,,,

後ろを振り返るとヒラが住んでるマンションが小さく見える

ありがと、さようなら

僕の,,,,友達だった人達

息を整えてまた走り出した

街を離れ、隣の街へ来た

近くの公園のベンチに座って周りを見渡す

　「ここまでくれば,,,平気だよな」

カバンからスマホを取り出す

着信履歴が一件,,,二件?

いや、数えたら十二件だ

［不在着信・ヒラ］

［不在着信・キヨ］

［不在着信・フジ］

［不在着信・こーすけ］

　「あー、やだよ、もういやだ」

スマホの電源を切り、カバンに放り込む

追われて逃げて隠れて消えて

繰り返してどれぐらいたつんだよ

　「,,,,,,,死にたい、なんてね」

僕は立ち上がり、ベンチの後ろに隠れた

チュンッ!!!!

ベンチの背凭れに銃弾が突き刺さる

予知通りだ、スナイパーが近くにいる

どこだ,,,,

ビルの屋上を見る、彼奴だ

僕はフラッシュバン(閃光爆弾)を地面に打ち付ける

強い光の余韻が消える前に逃げ出した

　「ちっ、父様もしつこいな」

でたらめに道を走る

その時だ

ドンッ!!

　「うわっ!?」

？「み、見つけた,,,おーいキヨ!!」

誰かにぶつかり顔をあげると

　「ヒラ?,,,,どうしていんだよ」

ヒ「だってソラだから、仲間だもん」

キ「良くやったぜヒラ!ほら帰るぞ、ソラ」

　「僕は狙われてんだよ!?銃だって僕を撃つために,,,

どうしてだよヒラ、キヨ!!僕のことほっといて,,,じゃないと最俺の、僕の

仲間が,,,,,」

ヒ「それは出来ない、だってこれは俺らの意志でやってるんだから

Aを助けたあの日からずっと、これからもAの味方だよ?

フジもこーすけも探してる、帰ろ?」

キ「ヒラの言う通りだな、まぁさよならはまだ早いだろ?

味方だよ、俺達皆Aの友達!!帰るぞソラ?

まだまだゲームしたりバカやろうぜ?」

うん、そう答えようとしたとき

口から飛び出した言葉と言いたかった言葉が入れ替わった

　「,,,,がはっ,,,,」

脇腹に何かが刺さり、赤黒い血を私は吐いた

二人の声が遠くなる、痛みが強くなる

　『,,,,始末完了』

僕の意識はそこで途切れた