届け…この想い

生き残り ページ18

Asaid

私が、答えられずにいると、コナンくんが、

コナン「安室の兄ちゃんも、組織に潜入してるんだ。だから、大丈夫だよ。」


A「…安室？……降谷じゃないの？」


安室「偽名だよ。……Aだって偽名だろ？“橘”って」


A「……うん。そう。」


安室「君は、雪野Aでいいんだね？」

A「うん。……あっ！」

ミスった！零だと安心しきってた！

はぁー、私ってバカ(呆)


零は勝ったっていうみたいに笑顔で、でも、優しくて……本当、、、

平次「ちょー待てー。雪野Aってあの月宮財閥の唯一の生き残りか！」

A「えっ、、なんで。」

コナン「僕たち、執事の香坂さんに頼まれて、Aさんを探してたんだ。」


安室「確かにAは月宮の家系だけど。縁を小さい頃に切られたって言ってたけど。」

私は、小さくうなずいた。

A「そうだよ。私が雪野A。月宮財閥で“悪魔の使い”って呼ばれてた。」

コナン「縁を切られても、手紙送ってたんだよね、香坂さんに。」


A「……だって、執事やメイドたちはずっと誰に使えるとかなく、家を守り続けてくれてる。だから、、、ちょっとした責任がね…。」


服部「会えへんのか？」


A「…うん。会ったら彼らに危険が及ぶわ…。」


会えるのなら、会いたい。お母さんもお父さんも大好きだった。

奏おばさんも、翔大おじさんも、晃佑おじさんも、みんな大好きだった。

………でも、あの日から変わっちゃった。

私は、自分の腕で静かに輝くブレスレットをきつく握りしめた。

ちょっと休憩→←再開

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す