第３０話 勇気 ページ31
それからメンチと受験者のゴタゴタがあった後、空からおじいさんが降りてきた
「それにしても合格者0人はちと厳しすぎやせんか」
ネテロという、ハンター協会の会長らしい
メンチは会長に指摘されたことで反省している様子だ
第二次試験は仕切り直しとなり、全員飛行船でまふたつ山へ向かった
メ「見て。あのクモワシの卵をとってくるのよ」
山は名前の通り真二つに割れていて、その崖の間に卵があるのだ
「あんなのどうやって取るんだよ」「ムリだろ」何人かがうろたえはじめた
下を覗き込むとヒュオォォォと強い風が吹いている
メ「まずはアタシがお手本を見せるわ！」
メンチは糸にぶら下がると手を離して卵を掴み、崖の下へダイブしていった
「うわぁ」「ただの自殺行為じゃねぇか！」
『どうやって戻ってくるのかな』
卵をパシッと掴み、落ちていった数秒後
下からものすごい風が吹き上がり、メンチは皆の元へ戻ってきた
『すごいなぁ』
ゴ「こういうの待ってたんだ！」
皆が次々と崖から降りていく中、スバルは中々勇気が出ずにいた
キ「どうした？怖いのか」
『うん...ちょっとこわい』
キ「なら手を繋いで降りようぜ。それなら大丈夫か」
『うん！！』
２人もクモワシの糸にぶら下がった
多勢が捕まったせいか、もう糸が耐えられそうにない
焦った者は手を離してしまった
ゴ「まだだ...」
ゴンが風を感じ取っている
微かに髪が揺れた
ゴ「ここだ！」
と、叫んだ瞬間全員が一斉に手を離した
『たまごー！』
なんとかスバルも卵をゲットできた
このまま落ちていったらどうしようと考えていたが、ゴンの読み通り風は良いタイミングで起こり、無事に上へ戻ることができた
『なんかふわぁってして、不思議な感覚だった！』
ゴ「ワクワクして、楽しかったね！」
『うん！それにしてもキル兄、なんで卵2つ取ってきたの？』
キ「スバルがドジって取れないかと思ったんだよ」
『ムっ！ドジじゃないもん』
ゴ「(やっぱキルアって優しいお兄ちゃんだなぁ)」
二次試験合格者は飛行船に乗り、三次試験会場へと向かう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちび太郎(プロフ) - そうですね笑。すぐ直します。ありがとうございます！ (2018年9月24日 15時) (
レス) id: 288acfdb09 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 第17話のここは、タイトルはこっちの「再会」だと思います。 (2018年9月24日 15時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちび太郎 | 作成日時：2017年5月21日 7時
