47話 ページ13
うらたside
まふに「後で教える」と伝えて部屋へ駆け込む
正直、この事態をよく理解出来ていない
なんで、こんなに自分が焦っているのか
なんで、こんなに泣きたいのか
ただ、自分に問うだけ
“なぜ、こうなった”と＿＿＿＿
─96猫side─
今、目の前には服が血で染まり赤くなっているAがいる
96「なんで、カッターなんてもってたんだろ……？」
隣にいるりぶに問う
り「僕の、せいだ……」
96「え………なんで……」
り「昨日カッターを使ったあと、そのままにしてたんだ。今日、仕事に持っていこうと思って。でも、持っていくの忘れて…ｯ」
自分を攻めるりぶに囁く
96「りぶは悪くないよ。偶然だよ…ね？自分を責めないで？みんなみんな悪くないから」
コ「ちょっと深いけど大丈夫そうだよ」
96「なんで分かるの？」
コ「親が医者だったから」
96「よく歌い手が許されたな」
コ「父さんも母さんもすっごく優しい人だったから」
96「そう。よかったね」
店「コゲさーん！！タオル持ってきてー！」
コ「あ、呼ばれた。96はA見てやってね。あと、りぶさんは悪くないから。じゃ」
そう言ってコゲは店長の方へ行った
アイツ、イイヤツなんだよな
りぶはみんなを手伝いに行って、私一人だけになった(96ちゃんは深刻になると“私”になります)
Aの顔をずっと見ていると、自分の頬に暖かいものが流れる感触があった
歌「96ちゃーん、Aはどu……え！？どうしたの！？」
96「どうしたのって、私は大丈夫だけど」
歌「だって、泣いてるから…」
96「あれっ……なんで、だろっ？」
自分が泣いていることの意味が分からず、考えていると暖かいものに包まれた
歌「96ちゃん。大丈夫だから、泣かないで？Aは強いから。絶対、壁を乗り越えてくれるよ。96ちゃんが笑ってないと、Aが笑顔になれないから、笑って？」
自分が歌詞太郎に抱きしめられていると分かると自然と涙が出てきた
こんなに、優しかったっけ
こんなに、人は暖かったっけ
自分は、こんなに愛されてたっけ
96「ありがとうっ。かし…たろっ……ありがとっ」
泣き止むまで、ずっと抱きしめていてくれた歌詞太郎に、そっとお礼を言った
ありがとう。歌詞太郎
こんなにありがとうと言ったのは初めてな気がする
でも、もう一つ初めての感情がある
ドキドキする……この感情を、人はなんて言ったっけ
『好き』
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花吹雪 流乃 - この小説とっても大好きです。 ちなみに刀剣乱舞知ってます‼ そして私は乱藤四郎が最押しです!あっ、でも、箱推しなので、鶴丸も好きですよ! (2021年11月27日 23時) (
レス) @page5 id: ef6a04f737 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ポテチさん» わ、まじですか？！大丈夫です？！嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9d446724a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポテチ - えっ待ってください学校でこれ見てて無意識に泣いてたら心配されちゃいました サイコーでした！ (2018年3月22日 20時) (レス) id: ab2140af81 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - まなちょすさん» ご、号泣させてしまいましたか！？大事な大事な読者様なのに…！！ですが、きっとまなちょす様は感情が豊かなのですね(´｡･v･｡｀)《４》も出ましたので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年6月24日 4時) (レス) id: 9d446724a4 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - シアさん» 返信遅くなってごめんなさい！！面白かったですか！？面白かったならそれで良かったです…。これからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2017年6月24日 4時) (レス) id: 9d446724a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2017年4月22日 21時
