ガチ勢によりガチ勢となってしまった。【鬼滅の刃】

第六感しか取り柄のない ページ25

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「(...なんだコイツ、目を瞑っているのに)」


身体が馴染んできたのを感じた瞬間に目を開くと、ボロボロだった腕は青く腫れ上がっているまでに収まった。

あんなにぐちゃぐちゃだったのを数分で治すなんて...アイツ強くなってね？

なんて思いながらも刀を構える。

私が考えた作戦...それは。


「＿＿＿斬れないくらいに薄くされるのなら斬れるまで切り刻めばいい」


脳内の私は＿＿ギャリギャリにきざーんでー＿＿なんて歌っている。


「＿＿＿樂の呼吸 弐ノ型 二重奏」


基本私って面倒くさがりなのだ。

え？知ってた？？
まぁ、事実確認って事で...。


「ｷﾞｨｯ・・・ﾀﾞｯ」

《ちょくちょく当たってるみたいね、でもアンタの体力大丈夫なの？？》


いい質問だワトソン君。
結果から述べると、やばいくらい無理ー。

私女の子ですやん、別に恋柱さんみたいに力持ちでもないんですわ...どっちかと言うとしのぶさんと一緒。

そんなか弱い女の子が長時間刀を振り回せるわけが無い。

え？オカマ鬼の時はなんだったんだって？

あれは............推しへの愛？？火事場の馬鹿力ってやつかな。にゃんこは守る。


「＿＿＿あ"ｯ」


とうとう鬼の首がちゃんと斬れたのかその身体は燃えて灰になり始めた。


「ﾊｯ・・・ﾌｯ・・・ゲホッゲホゲホ」


そして私もようやく酸素が回ってきた。

そうです。ほぼほぼ息してなかった...。
こう見えて、プールの時間に泳げないという理由で5分間水の中を漂っていた人間です。

つまり何が言いたいのかと言うと...


「＿＿＿無意識に"息止め"て"だ」

《馬鹿なの？》


馬鹿です。
体内に残っている酸素だけで後半刀を振り回してたからね...本当、何してんだ私...。よく振り回してたな、私。よく生きてんな、私。


「はっ、師匠の所へ行かな・・・ごふっ」


立ち上がった私は歩こうとして盛大に転けた。理由は簡単。破れた着物を踏みつけたからだ...。

誰だ、破ったの...あ、鬼か。


《...着物がズタボロすぎてちょっとアレね》

「えろい？？」

《本当に貴女、女の子？？》


言うんじゃない。私も最近思い始めてるから...オシャレにも恋バナにも興味がない人間は女の子卒業した方がいいと思う。

てことで、私...卒業します！！


「・・・ふざけてたら息が整ってきた。行くか」

《本当に嫌だわ...貴女..》


ズタボロな服のまま、私は立ち上がり...何となくで師匠達の方向へ走った。



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血なまぐさい話が好き→←いいよねーあれ、声優さんで察せるもん

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