魔王様！ヒーローになるってよ！！にっ！！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ2)

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天魔 A視点

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「今日のヒーロー基礎学は俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制でみることになった」

相澤先生がそういうと、ちらりとこちらを見た。

普段とは違う厳重体制とその視線、そしてマスコミの侵入後から夜遅くまで学校で仕事をしていた事を照らし合わせ察する。

今日の授業は集中しないとな。

「災害水難なんでもござれ、人命救助"レスキュー"訓練だ」

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先生の説明後、俺達はコスチューム(か体操服)に着替えるため更衣室に向かった。

『なぁ焦凍』

「どうした？」

着替え中の焦凍を見ると、俺より高い身長にお腹が割れているのに目がいく。

先生の事を話そうとした俺だったが、自分の腹と焦凍の腹を見比べて深く・・・ふかーく、ため息をついた。

「A？」

『やっぱなんでもにゃい』

少し眉を寄せ、不思議がりながらもそうかとだけ答えて焦凍は着替えを続けた。

俺はとりあえず焦凍の横腹を殴って自分の着替えを終わらせた。

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「天魔君！！君も早く並びたまえ！」

『ぅわ！？そんなに背中を押すなよ飯田！』

「あ、すまない！！天魔君が思ったより耐久力がないんだな」

『・・・飯田、それを人は偏見って言うんだぞ』

「す、すまない」

笑顔でそういうと飯田は肩を震わせ謝った。

そんなに怒ってないし、俺は飯田の肩を叩きま、次から気をつけろよなと言ってさっきとは違う笑顔を向けた。

それに安心したのか、ほっとした顔で気をつけると返した。

飯田のそういう所はいいんだけどなー、いつか暴走しそうで怖いな。

『あれ？緑谷は体操服なんだにゃ』

「あはは、まだボロボロで直ってないんだ・・・ヒーロースーツ」

『あー、そういえば派手にボロボロだったな』

そんな何気ない会話をしていると相澤先生とバスがやってきた。

・・・今更だけど、雄英高校広すぎないか？移動手段でバス使うとか・・・これが普通なのか？いやないだろ、さすがにないだろ。

「＿＿＿こういうタイプだったか！！！くそうっ！！！」

バス内で飯田の声が響いた。

観光バスの様なものを想像していたであろう整列に無意味を感じさせる、市内巡回バスの座席に絶望する飯田。

その姿がさすがに哀れに見えてきた・・・どんまい飯田。