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周りを見渡してもどこからどう見ても住宅地。
あとトンネルくらいしか見当たらない・・・べ、別に方向音痴じゃねぇし!!ごめん、嘘です。
人っ子一人も見当たらない中・・・どうすればいいんだ。
『うーん・・・どうしよ』
??「＿＿＿＿＿あ、ああの!!」
『ふぎゃｯ!?』ﾋﾞｸｯ
??「うわｯ!?」
ふと声をかけられ、オーバーリアクションをしてしまう。
少し羞恥心が芽生えるがそれをなんとか振り切って話しかけられた方を向く・・・そこに居たのは俺より背の高い同い年くらいの子だった。
モジャモジャ頭の学ラン男子にどれだけびびってんだよ・・・
??「えっと・・・何か困ってるみたいだから、その、決して怪しいものじゃ」ﾜﾀﾜﾀ
『い、いや!俺こそごめんにゃしゃい!!変に驚いちゃって・・・』
??「にゃ・・・あ、いえこちらこそ本当に!!」
『これじゃ埒が明かないな・・・』ｱﾊﾊ
??「そ、そうだね」ﾊﾊ
そして少しの間。
次に話しかけたのは俺だった。
『〇〇商店街・・・の行き方知ってる?』
??「へ、あ・・・うん!!そこの道を行って曲がったところを真っ直ぐ行けば見えてくるよ」
『ありがとう!!』
??「ど、どういたしまして」ﾃﾚ
『ん?それ・・・』
モジャ頭の学ラン君が持っていたのは焦げたノートだった。微かにだが表紙に"将来の為のヒーロー分析"と書かれている。
ヒーローになりたいのか・・・
『うん、君なら良いヒーローににゃれるよ』ﾆｺ
??「え・・・」
『あれ?ヒーローになりたいんじゃないの?』
??「あ、いや、その・・・な、なりたい」ﾎﾞｿ
『なら自信持てって!あ、俺もう行くね』
最後に大声で感謝を言って、学ラン君と別れた。
早く行かないと焦凍が家に着いてしまうからな・・・
早歩きで進む俺はその時、さっきの学ラン君がどうなったのか、何故ノートが焦げていたのかも知らない。
『えっと、こっちを曲がるんだっけ?』←
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白夜(プロフ) - これ面白いです！魔王と勇者友達だったのですか?すごく再会した瞬間が気になります！更新頑張ってください！ (2019年1月9日 17時) (
レス) id: 9384b0d4cb (このIDを非表示/違反報告)
るなポン酢(プロフ) - もう、これ好き。なんか好き((私の好み過ぎて語彙力の低下しました。スイマセン (2018年11月28日 17時) (レス) id: bc89a1b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - ののいろ系女子さん» 好きです！！経験は少ないですがようつべなどではよく見てますね！ (2018年10月26日 22時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 作者さんもクトゥルフ好きなんですか？ (2018年10月26日 16時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
鯖缶砂漠 - とても面白いです！期待しながら待ってますが、最近暑いので熱中症とか身体に気をつけて下さい！更新気長に待ってます！ (2018年7月10日 17時) (レス) id: 04b634420b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ(猫) | 作成日時：2018年6月30日 0時
