思い出４ ページ24
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子供は子供、走っても走ってお爺さんにとっては早歩き程度だった・・・早くねぇかあの爺さん。
前を必死に走るAには気づいてないみたいだ。
もう一度振り返った時に見えてしまった・・・お爺さんの後ろに見慣れた黒いモヤ、操られたように動かされるお爺さんに。
轟「A!!」
『へ』
＿＿＿＿気づいた時にはもう手遅れだった。
ｶﾞｼｯ
俺を通り過ぎて掴んだのはAと俺が繋いでた手。
そして、引き剥がすようにお爺さんに取り憑いた何かが俺を払い除ける。
『焦凍!!おい!!離れろよｯ!!』ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
「ぁ、マオウサマ、マオウサマ!!探しておりました!!あぁ、お美しいマオウサマ!!」
『ﾋｯ』
轟「Aｯ!!!」
その時だった。
俺じゃない炎がAと何かの間を通り過ぎ、その勢いで2人は離れた、すぐさま俺はAの元へと走った。
轟「A、大丈夫か!?」
『え、あ・・・う、うん』
「＿＿＿＿＿＿家の前が騒がしいと思えば、何をしている」
『あ、焦凍の親父さん』
エン「君か・・・焦凍、お前も何処に行ってたんだ!!」
轟「ﾁｯ」
見慣れた炎は予想通り、クソ親父のものだった。
よく周りを見渡すと、既に俺の家の真ん前に立っていた・・・いつの間に
「マオウサマ!!マオウサマ!!貴方にお伝えしなくては!!」
エン「敵の戯れ言か、2人とも家に入ってろ」
轟「はぁ、行くぞA・・・A?」
『＿＿＿＿そう、だね・・・』
俺が出した手を掴んで、俺達は家の中へと入った。
外ではまだ敵が叫んでいたが扉1枚閉じれば曇って何を言っているのかわからない状態だった、それはAも同じだったみたいでしばらく歩いたあとにいつも通りのAへと戻っていた。
『大変だったな!!でも身近で敵と出会うってなかなかにゃいしいい経験?だにゃ!!』
轟「あぁ・・・」
『ん?焦凍どうした?』
轟「俺、何も出来なかった・・・逃げる時も今も引っ張ってくれるのはAで俺は・・・」
『でも手を出してくれたのは焦凍だぞ?』
轟「手を出して!!・・・何も出来ねぇんじゃ意味ねぇだろ」
『・・・』
轟「左は使いたくねぇし、咄嗟でも使えなかった・・・俺は」
『＿＿＿＿焦凍は焦凍だろ、今出来ないって言うにゃら今から頑張ればいい、俺達12歳だから時間はたっぷりありゅじゃん!!』
轟「A・・・噛みすぎで良くわかんねぇ」←
『おい』
轟「でも・・・気持ちは伝わった、ありがとう」ﾆｯ
『どうも!!』
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白夜(プロフ) - これ面白いです！魔王と勇者友達だったのですか?すごく再会した瞬間が気になります！更新頑張ってください！ (2019年1月9日 17時) (
レス) id: 9384b0d4cb (このIDを非表示/違反報告)
るなポン酢(プロフ) - もう、これ好き。なんか好き((私の好み過ぎて語彙力の低下しました。スイマセン (2018年11月28日 17時) (レス) id: bc89a1b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - ののいろ系女子さん» 好きです！！経験は少ないですがようつべなどではよく見てますね！ (2018年10月26日 22時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 作者さんもクトゥルフ好きなんですか？ (2018年10月26日 16時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
鯖缶砂漠 - とても面白いです！期待しながら待ってますが、最近暑いので熱中症とか身体に気をつけて下さい！更新気長に待ってます！ (2018年7月10日 17時) (レス) id: 04b634420b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ(猫) | 作成日時：2018年6月30日 0時
