+リーナ様リク~チェシャ猫、猫になる~+ ページ40
ふわふわとしたネコ耳。左右にゆらゆらと揺れるしっぽ。が、俺の体にくっついてる。
「………は？」
まったく理解不能。鏡の前に立って見ても、どうしてこんなことになったのかが分からない。
「どーすっかなー…」
ふと思いついたのは、学校をサボること。いや、だめだ。今日はアリスが弁当を作ってくれる日。サボるわけにはいかない。
とにかく、耳と尻尾を隠す格好をしなきゃと思った。まず、尻尾はズボンで隠れるからなんとか大丈夫。問題はこの猫耳。
クローゼットから、黒のスウェットパーカーを取りだし、Yシャツの上にはおる。そして、フードを被れば猫耳は隠れる。
おそるおそる学校へ登校していると、近所の野良猫たちが俺の所に近寄って来る。何しに来たのかと思えば、すりすりと猫たちは俺の足に顔をこすり付けてきた。……なるほどね。同じ猫ってことがわかるわけか。
学校につき、俺は屋上でぼーっとしていた。天気が良いせいか、うとうとしていると、突然トントンと肩を叩かれた。
「？？…A、今日はパーカー着てきたの？」
アリスだ。眠気が一気に覚め、冷や汗が背中を伝う。バレたらどうしよう。いや、もういっそのことカミングアウトするか？
その時、風がいきなり強く吹き、フードが取れてしまうという、最悪の事態が起こった。
「え、、猫耳…？」
アリスは、元から大きいぱっちりした目を、さらに大きく見開かせた。俺はとっさにフードをかぶり直し、苦笑いをする。
「か、かわいい〜〜…、、ふあふあしてる……」
宝物を見つけた子供のように、キラキラした目でこっちを見る。動物好きのアリスには、俺のこの容姿はたまらないらしい。
「すごい。。。本物？？触っていい？」
アリスは、耳や尻尾を触った。敏感な部分だからか、少し変な気持ちになる。
「A、こっち向いて」
チラリと横を見ると、カシャっとカメラの効果音が聞こえた。
「え？…ちょっ、アリス！」
「えへへ、待ち受けにするの」
満足そうに微笑むアリスを見て、俺はこれ以上何も言わなかった。アリスが喜んでくれるなら、それでいい。
翌日、猫耳と尻尾は消えていたらしいです。
＿＿＿＿＿＿
リーナ様、どうでしたか？！更新するのが遅くて本当にごめんなさい！(;;＞＜)
リクエストありがとうございました！(^^)
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オタク(プロフ) - 結局ゆりあとはどうなったんだw 女王と猫くんのピアスの話も完結がぱっとしないし…。 (2019年1月21日 9時) (
レス) id: 4494596138 (このIDを非表示/違反報告)
マヨいちご(プロフ) - え、ちょ、ちょちょっとリクいいですか(挙動不審)あの、総長にチェシャ君の、なんか…こう、御初()を奪われて欲しいです()出来ればお願いします！！(ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座) (2018年1月15日 21時) (レス) id: 107876932a (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とてもおもしろくて素敵でした！読んでいて楽しかったです。あと一つ質問なのですが妹ちゃんはどうなったのですか？ (2017年12月14日 17時) (レス) id: ce8ba9399b (このIDを非表示/違反報告)
珈世 - 女王，あんま出てこんかったな(´・ω・｀)w (2017年4月6日 18時) (レス) id: 8038c86eb0 (このIDを非表示/違反報告)
aa. - うわぁ！！もう面白すぎ、かっこよすぎて、読みやすくて、一気に読んじゃまいましたよ！！？更新の方はもうしないんですか？久しぶりに良い作品にたどり着けました！！ (2016年7月17日 16時) (レス) id: d4e903947b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるくる | 作成日時：2014年7月19日 18時
