+カナリア様リク~満員電車で総長さんと遭遇したら~+ ページ32
〜チェシャ猫side〜
休日、俺は隣町に行こうとして電車に乗っていた。その日はちょうど電車の中は満員で、ぎゅうぎゅうだった。まさに満員電車。
……あー、最悪。隣のハゲのおっさんが気持ち悪い。顔近いし、はぁはぁ言ってるし。きもいきもい。だから電車は好きじゃない。いつも変なのが寄ってくるから。
その時、さっきのおっさんが何かに怯えるような顔をして、俺から離れていった。何かと思えば、俺の後ろにイケメンな不良が立っている。……おいおい、マジかよ…。
「よぉ、俺の愛しの猫。ずっと、会いたかった」
そこには、相変わらず整った顔立ちの総長さんがいた。イケメンの上に不良だから、この人といると目立つ。
「…総長さん、奇遇ですねー。こんなところで会うなんて。今日は光樹クンたちと一緒じゃないんですか？」
「俺より、光樹たちのことが気になるのか？冷たいな、猫は」
そう言うと総長さんは、後ろから俺の腹に手を回してきた。そして、慣れた手つきで服の中に手を入れると、なぜか腹筋を撫でてくる。前にもこんなことがあった。
「あははー…。毎回毎回、変なとこ触らないで下さい」
「いいだろ？誰も見てねぇよ。……相変わらず、いい体してんなぁ。脱がしてぇ」
バカか、アンタは。誰も見てねぇって、誰か見てるよ。ただでさえ、アンタの外見は目立つんだから勘弁してくれ。さっきから、おっさんやメガネの女子たちが、はぁはぁ言いながらこっちガン見してんだよ。
「やっぱお前、美味そうだなぁ…。食っちまいてぇ」
野性の狼のように、目をギラつかせる総長さん。すると、俺の耳にふぅーと息をかけてきた。くすぐったくなって身をよじる。
「…くすぐったっ…、なにして…、いっ！た」
今度は耳たぶを噛んできた。甘噛み程度だけど、ちょっと痛い。もう、我慢の限界。このままじゃ、マジで食われる。逃げよう。
「っ、俺、もうここで降りなきゃなんで、失礼します」
隙を見て、絡みついてくる総長さんを何とか振り払い、電車を降りる。
「はぁ…、もう帰ろ…、」
その日は、もう疲れて帰った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
カナリア様、こんな感じになりました(;;--)
すみません;;;想像してたのと違ってたら言って下さい！書き直します！
リクエスト、ありがとうございました！(^^)
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オタク(プロフ) - 結局ゆりあとはどうなったんだw 女王と猫くんのピアスの話も完結がぱっとしないし…。 (2019年1月21日 9時) (
レス) id: 4494596138 (このIDを非表示/違反報告)
マヨいちご(プロフ) - え、ちょ、ちょちょっとリクいいですか(挙動不審)あの、総長にチェシャ君の、なんか…こう、御初()を奪われて欲しいです()出来ればお願いします！！(ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座) (2018年1月15日 21時) (レス) id: 107876932a (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とてもおもしろくて素敵でした！読んでいて楽しかったです。あと一つ質問なのですが妹ちゃんはどうなったのですか？ (2017年12月14日 17時) (レス) id: ce8ba9399b (このIDを非表示/違反報告)
珈世 - 女王，あんま出てこんかったな(´・ω・｀)w (2017年4月6日 18時) (レス) id: 8038c86eb0 (このIDを非表示/違反報告)
aa. - うわぁ！！もう面白すぎ、かっこよすぎて、読みやすくて、一気に読んじゃまいましたよ！！？更新の方はもうしないんですか？久しぶりに良い作品にたどり着けました！！ (2016年7月17日 16時) (レス) id: d4e903947b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるくる | 作成日時：2014年7月19日 18時
