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俺もたまによく来る空き教室には、ソファーが何故か置いてある。そこにボスっと座った。百合亜は不思議そうに空き教室を見回していた。
「お兄ちゃん、また女の人と一緒にいるでしょ」
お兄ちゃんに抱き付いた時、匂いでわかったよ？と、にこにこと可愛い笑顔で言われても、目の奥が笑ってない。
「別にいいけどね？お兄ちゃんは、百合亜の物だし。最終的には、百合亜の方を選ぶでしょう？」
首にゆっくり腕が回された。顔がぐっと近くなる。ふぅ、と百合亜の甘い息が顔にかかる。
「ね、お兄ちゃん。久しぶりに、シようよ。お兄ちゃんも、溜まってるでしょ？ふふっ、百合亜が気持ちよくしてあげる」
百合亜は、一つずつゆっくりとした動作で俺のシャツのボタンを外していく。全部のボタンを外し終わった後、俺の首もとに顔を埋め、鎖骨に吸い付いた。
「百合亜、いい加減に……、」
「お兄ちゃん、あの事忘れたの？」
ピクリと体が反応する。
「お兄ちゃんに、拒否権はないの。ね、お兄ちゃんは百合亜の言うこと何でも叶えてくれるよね」
「ああ…」
心もない一言。それでも百合亜は喜んでキスしてくる。俺は妹に逆らえない。弱味を握られ、その事をいいように百合亜はどんどん逆らえない俺を求め、依存していった。
「お兄ちゃん、本当に大好き」
妹に弱味を握られているなんて、本当に情けない。俺は、俺と顔がよく似た百合亜が大嫌いだ。血が繋がっていると思うと、この血を全部抜いてしまいたい。
結局、俺は妹を抱いてしまった。毎回そうだ。百合亜は俺に依存している。本気で俺を好きだと言い、抱いてと求めてくる。
兄妹同士で、こういう事をしてはいけないとわかってても、俺は妹に逆らえない。拒否すると、妹は狂ったように暴れる。なぜ、そこまで逆らえないのかと言うと、
俺は、妹の背中に大きな傷をつけてしまったから。
百合亜をこんな風にしたのも、もとはこの俺だ。
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オタク(プロフ) - 結局ゆりあとはどうなったんだw 女王と猫くんのピアスの話も完結がぱっとしないし…。 (2019年1月21日 9時) (
レス) id: 4494596138 (このIDを非表示/違反報告)
マヨいちご(プロフ) - え、ちょ、ちょちょっとリクいいですか(挙動不審)あの、総長にチェシャ君の、なんか…こう、御初()を奪われて欲しいです()出来ればお願いします！！(ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座) (2018年1月15日 21時) (レス) id: 107876932a (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とてもおもしろくて素敵でした！読んでいて楽しかったです。あと一つ質問なのですが妹ちゃんはどうなったのですか？ (2017年12月14日 17時) (レス) id: ce8ba9399b (このIDを非表示/違反報告)
珈世 - 女王，あんま出てこんかったな(´・ω・｀)w (2017年4月6日 18時) (レス) id: 8038c86eb0 (このIDを非表示/違反報告)
aa. - うわぁ！！もう面白すぎ、かっこよすぎて、読みやすくて、一気に読んじゃまいましたよ！！？更新の方はもうしないんですか？久しぶりに良い作品にたどり着けました！！ (2016年7月17日 16時) (レス) id: d4e903947b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるくる | 作成日時：2014年7月19日 18時
